クロコバン(黒小判)

【かぎけんWEB】
クロコバンはスズキ目アジ科クロコバン属の海水魚です。
別名:コバンタダキ、Spearfish remora

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クロコバン(黒小判)は、スズキ目コバンザメ科ナガコバン属クロコバン種のコバンザメの一種です。 サメの仲間ではなくスズキ目の魚です。 体形はずんぐりむっくり系で、尾鰭は通常のスズキ目の魚のものと同じです。 頭上に、吻〜胸鰭の長さがある長楕円形の吸盤は、第一背鰭が変形したものです。 この吸盤を、カジキやサメなどの大型の魚類やウミガメなどにはり付けて、 身を守り、移動し、おこぼれに預る生活をしています。 背が黒っぽいのでクロコバンと呼ばれます。 背側が灰色のものはシロコバンと呼ばれます。

一般名:クロコバン(黒小判)
学名:Remora brachyptera
分類名:動物界脊索動物門脊椎動物亜門条鰭綱スズキ目コバンザメ科ナガコバン属クロコバン種
別名:コバンタダキ、Spearfish remora
生息分布:北海道〜本州〜沖縄 環境:大型魚類などにくっつく
全長:20cm 体表色:灰色地で背面は黒っぽい 尾鰭:幅広  体形:紡錘形 特徴:頭の後ろに小判型の大きな吸盤、カジキ、サメ、カメなどに吸盤で吸い付いて過ごす 

■関連ページ
クロコバン(黒小判)  下田海中水族館(2010年8月29日)  魚類図鑑  麹町便り  memo 


クロコバンのお仕事


アジ(鯵)
平和な鯵の群れに

クロコバン10
突如乱入する不届きもの。

クロコバン12
「ども〜、『クロコバン』でっせ。色が黒うて頭の上におっきな吸盤があるやろ。」

クロコバン9
「これがワイの仕事道具や。」

クロコバン10

「しかし、あかん。大型魚がおらへんさかい、水槽にくっついといたろ。」
クロコバン(黒小判)
下田海中水族館で、2010年8月28日