フヨウ(芙蓉)|かぎけんWEB

フヨウとはアオイ科フヨウ属の低木で、ムクゲ(木槿)に似た花を咲かせます。
別名:モクフヨウ(木芙蓉)、Cotton rosemallow(コットン・ローズマロー)
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フヨウとは

フヨウ(芙蓉)は、夏〜秋にかけて桃色や白い大きな一日花を咲かせるアオイ科フヨウ属の耐寒性落葉低木です。 昔から観賞用として栽培されています。
同科同属(アオイ科フヨウ属)でハイビスカスの仲間であるムクゲ(槿)とよく似ています。
ムクゲとフヨウの違いを見分けるには葉を見てみましょう。

一般名:フヨウ(芙蓉) 、学名:Hibiscus mutabilis 、科属名:アオイ科フヨウ属 、界門綱目:植物界被子植物門双子葉植物綱アオイ目 、別名:モクフヨウ(木芙蓉)、Cotton rosemallow(コットン・ローズマロー) 、原産地:日本、中国 、草丈:100〜200cm 花径:10〜15cm 開花期:8〜10月 花色:桃・白  葉径:10〜20cm 葉の付き方:互生 葉形:掌状に浅い切れ込み


フヨウ(芙蓉) フヨウ(芙蓉) フヨウ(芙蓉) フヨウ(芙蓉)
フヨウ


●フヨウ(芙蓉)とムクゲ(木槿)の相違
フヨウ(芙蓉) ムクゲ(木槿)
葉は掌状(五角形〜多角形)で、花柄が長い。葉の形が心臓形の付け根(葉柄に近い方、基部)のように凹んでいる。 開花期は、8月〜10月 葉は卵形で、葉縁に荒いギザギザ(鋸歯)があり、花柄が短い。葉の形が楕円形や卵形で、 葉の付け根(葉柄に近い方、基部)に丸味がある。開花期は、6月〜10月
フヨウ(芙蓉) ムケゲ(槿)

さらに、広義のハイビスカスに含まれる

ハイビスカスとは=アオイ科フヨウ属に分類される植物全般を指すため、このフヨウ、ムクゲ、ハイビスカスは、全て、広義のハイビスカスに含まれます。
3種類を見分けるには、特に葉の形にご注目下さい。

フヨウ、ムクゲ、ハイビスカス
左から順に、フヨウ(芙蓉)ムクゲ(木槿)ハイビスカス
イラスト by 中嶋有紀@かぎけん

●フヨウ(芙蓉)の仲間
ムクゲ(木槿)フヨウ(芙蓉)ハイビスカスタチアオイ(立葵)フウリンブッソウゲ(風鈴仏桑花)ヒビスクス・アルノッティアヌスアメリカフヨウ(アメリカ芙蓉)

●関連ページ
しながわ水族館の花(2008年9月8日)  しながわ水族館(2008年9月8日)  花図鑑 


●フヨウ

フヨウ(芙蓉) フヨウ(芙蓉)
葉の形が掌状
フヨウ(芙蓉)
品川水族館植え込み、2008年8月9日

フヨウ(芙蓉) フヨウ(芙蓉)
雨に濡れたフヨウ(芙蓉)
麹町、撮影2005年10月17日