ニラ(韮)とは、特有の味と匂いのするキジカクシ目ヒガンバナ科ネギ属ニラ種の多年草です。
細長い花茎の先に夏、葱坊主をつけ、白い花を咲かせます。
鱗茎から束生して長く伸びた緑色の葉は線形で平べったい形をしており緑黄色野菜として食用とされます。
葉ニラとも呼ばれます。
本来、旬は春〜秋ですが、一年中出回っています。
レバーと炒めたレバニラ炒めや、モツ鍋、餃子、チジミの具などに用いられます。
ニラと呼ばれるものには他に以下のようなものがあります。
黄ニラは、ニラの若芽に素焼きの土管を被せて光合成を行わせないもので、
葉色は黄色で匂いが柔らかく中国料理のスープや炒め物に使われます。
花ニラは、葉ではなく、小さな蕾と花茎を食べるニラです。
テンダーボールという種類で、中国料理では炒め物に使います。
なお、花ニラの葉は、葉ニラより葉数が少なく細く硬いので食べません。
旬は春。
一般名:ニラ(韮)
学名:Allium tuberosum Rottler ex 、Allium ramosum
別名:Garlic chives
APG植物分類体系:植物界被子植物単子葉類キジカクシ目ヒガンバナ科ネギ属ニラ種
原産地:中国
生息分布:本州〜九州
草丈:40cm 葉長:25〜30cm 葉形:平べったく線形で長い
鱗茎形:長卵形
花序形:半球形の散形花序 花色:白 花弁数:3枚 苞数:3枚
雄蘂数:6本 子房数:3室
開花期:8〜10月
用途:レバニラ炒め、餃子の餡、お浸し、チヂミ、漢方薬
繁殖方法:株分け、種子 備考:アリシン
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