サクラ・さくら・桜・Prunus
サクラ(桜、学名:Prunus)とは、4月頃、白または薄桃色の小さな五弁花(八重もある)を短い軸から4〜5個単位に房状につけるバラ目バラ科スモモ属サクラ亜属の落葉広葉小〜中高木です。樹皮は黒色をしており横に裂けます。
日本の春を代表する花であり、開花予想が「桜前線」として春の風物詩としてニュースとなります。日本人は桜の開花を待ち望んでおり全国で花見が催されます。
咲きっぷりと、散り際が潔いことも個の花が日本人に好まれる理由です。散り際に花弁が空に舞う様子を「サクラ吹雪」と呼んでいます。サクラは落葉樹なので秋に紅葉します。
日本の代表的な桜
日本の代表的な桜に、ソメイヨシノ(染井吉野) があります。ソメイヨシノは、オオシマザクラ(大島桜)とエドヒガン(江戸彼岸)を交雑して作られた園芸品種で、明示初年、東京の染井(現在の駒込)から全国に広まりました。サクラの品種は多く、その他の代表品種には、ヤエザクラ(八重桜)やヤマザクラ(山桜)、シダレザクラ(枝垂桜)があります。
日本では、昔は小学校などの校庭に必ず植えられ、入学式の時期と重なり格別の風情がありましたが、最近では温暖化のせいか満開の時期が早まり、入学式以前に散ってしまうのは残念なことです。
かぎけん花図鑑「特集 桜」2022年9月1日現在、掲載されているサクラ(桜)の品種は42種あります。
●桜の種類(花図鑑)
ウコンザクラ(鬱金桜) 、
オオシマザクラ(大島桜)、
カワズサクラ(河津桜)
カンザクラ(寒桜)
カンザン(関山)
サトザクラ(里桜)
シダレザクラ(枝垂桜)
ソメイヨシノ(染井吉野)1
ソメイヨシノ(染井吉野)2
ヒカンザクラ(緋寒桜)
フユザクラ(冬桜)
ベニシダレ(紅枝垂れ)
マメザクラ(豆桜)
ヤマザクラ(山桜)
サクラ(桜)
●桜の種類(新花図鑑)
ウコンザクラ、
エドヒガン、
アタミザクラ、
オオシマザクラ、
オカメザクラ、
カワズザクラ、
カンザクラ、
カンザン、
カンヒザクラ、
ケイオウザクラ、
コシノヒガンザクラ、
コマツオトメ、
コブクザクラ、
サクラ(桜)、
シキザキ、
シダレザクラ、
ジンダイアケボノ、
ソメイヨシノ、
ソメイヨシノ×シナオウトウ、
チチザクラ、
ヘイシチザクラ、
フジカスミザクラ、
マメザクラ、
ヤエベニシダレ、
ヨウコウ、
●スモモ属サクラ亜属の花
アマヤドリ(雨宿)
ハナモモ(花桃)
ニワザクラ(庭桜) など
桜の用途
植栽は庭木や街路樹、公園木とされ、材は茶筒に使われ、樹皮は生薬や木工芸品・染料に、果実はサクランボとして食用となり、葉は桜餅(さくらもち)の葉包みとなり、花は塩漬けにされ、縁起物の「桜湯」として慶事に飲まれます。
日本からアメリカに桜(ソメイヨシノ)の苗木が贈られたことを記念して、アメリカでは毎年4月にワシントンで「さくら祭り」が開催され、サクラの女王が選ばれています。
桜のお礼として、アメリカからは、ハナミズキ(花水木)が贈られました。
一般名:サクラ(桜)、学名:Prunus、分類名:植物界被子植物門双子葉植物綱バラ亜綱バラ目バラ科スモモ属サクラ亜属、別名:Cherry(チェリー)、原産地:ヒマラヤ、生活型:落葉広葉低〜高木、株:雌雄同株、葉色:緑→赤(秋)、葉形:楕円形 葉の付き方:互生 鋸歯:有、花のタイプ:放射相称花 花序:散房花序(cluster,corymb) 花冠(corolla)タイプ:離弁花冠 花弁形:バラ形花冠、雌蕊数:1 雄蕊数:40 花弁(petal)数:5 萼片(sepal)数:5(基部は筒状に繋がっている)、花色:白、桃色、開花期:4月、花柄:長い、果実タイプ:核果
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