26 昔はえかった

ワイは誰でっしゃろ?
26.ショートショート:
「昔はえかった」
①「昔のワシはエカッた」
②	「今のあんさんも
それなりにエエで」
③「無理に誉めんでも
エエわ。せやけど、
ワシが言うとんのは
和紙(わし)のことや」
④「和紙がどないした?
ポケットティッシュじゃ駄目か?」
⑤「そないなもん
喰うてたら、腸捻転(ちょうねんてん)に
なるがな。そしたら、
あないにノンビリ
寝てられんぜ、痛(いと)うて」
⑥何も考えずに
幸せそうに寝てる
ノンビリ屋さん。
あなたは長生きしそう。
ワイの正体は…

答え:ヤギ(山羊)

眠ってるときはこんな顔して寝たいものですね。

ショートショート「昔はえかった」:ヤギを見ると思わずポケットティシュを与える観光客がいます。しかし、昔の和紙なら健康上の問題は無かったかもしれませんが、最近の紙はヤギの健康に良くありません。ヤギに紙を与えないでね。茶色いヤギはヤクシマヤギです。

ヤギ(山羊)は紀元前7000 年頃に野生のヤギを改良して家畜化された哺乳綱ウシ目ウシ科ヤギ属の草食動物です。雄には長い顎鬚を生やしたものがいます。角は有る種と無い種がいます。ウシ科なので反芻用の胃が4つあり食べた稲や麦藁などの草類を消化します。昔は紙を食べてもミツマタを漉いた和紙だったので胃で消化出来ましたが、現在の紙は水に溶け難かったり顔料が混じっているなどして胃では消化出来ず腸捻転や腸閉塞などの重い病気や死亡原因になります。品種にはチーズやヨーグルト等の乳製品を採取する乳用種や、ヤギ肉をとる肉用種、アンゴラ種のモヘアやカシミア種のニット製品用の毛を採取する毛用種、手袋などの皮革製品用の皮を採る皮用種、乳肉兼用種がいます。日本の本州では動物肉では主にを食べますが、沖縄では山羊肉も名物料理となっています。ちなみに、北海道では羊肉が名物料理とされます。沖縄料理で使われるヤギは肉用種のトカラヤギで沖縄では山羊料理のことをヒージャーと呼びます。代表的な山羊料理には刺身と山羊汁があります。日本では乳用に飼育されるヤギは体表色が白いザーネンが多いです。動物園のふれあい広場では体表色が茶色で体の大きさが普通のヤギの半分程しかないヤクシマヤギ(屋久島山羊)が展示されている園もあります。無人島や人が世話を出来ずに放置された場所ではヤギが野生化し山肌を食べ尽くすなどの問題が出ています。
一般名:ヤギ(山羊) 学名:Capra aegagrus hircus 分類名:哺乳綱ウシ目ウシ亜目ウシ科ヤギ亜科ヤギ属  別名:Goat(ゴート) 原産地:地中海沿岸(野山羊) 生息分布:ユーラシア大陸~アフリカ大陸 環境:乾燥地帯 体重:80Kg(♂)、55Kg(♀) 体表色:白(ザーネン種、アンゴラ種)・褐色(トッケンブルグ種)・暗褐色(トッゲンブルグ種)・黒(マンバー種)・白地に黒斑(ジャムナバリ種) 食べ物:イネ科の牧草、雑草、野菜屑、ふすまなど草食性 発情期:秋 妊娠期間:半年 発情周期:3週間 一回の出産頭数:1~2頭 寿命:15年 鳴き声:メェー
←前のワイ どなたはん?悪しからず 次のワイ→