カマツカ(鎌柄)【かぎけんWEB】

カマツカとは、バラ目バラ科カマツカ属の落葉小高木です。
名前は
別名:ウシコロシ(牛殺し)

カマツカ(鎌柄) とは、本州〜九州の山地に自生する バラ目バラ科カマツカ属の落葉小高木です。
樹高5〜7m程で、樹皮は暗灰色で縦皺が入ります。 葉は両面とも無毛で、葉色は春に葉縁が赤く、緑、秋に黄/赤に変化します。 葉形は長楕円形で先が尖り、葉縁には細かい鋸歯があります。 葉は互生して付きます。
新しく伸びた枝先に、春、複散房花序を出し多数の白い小さな五弁花を咲かせます。 小花は円形で椀状をしています。花の中心は先端で3裂する雌蕊がありその周囲に20本の雄蕊があります。
果実は8mm程で小さく黒熟します。 果実の形は縦に長い楕円形で先端に萼片が残しています。 果実を支える果柄は茶色地に疣状皮目が目立ちます。
名前の由来は、この木の材が強靭で鎌の柄に使われることに因みます。 また、別名のウシコロシ(牛殺し)とは、この木を撓めて作った鼻輪を牛に嵌るとおとなしくなるから と言われます。 用途は、器具材や、庭木、薪炭、果実は鳥の餌となります。

似た花に黒い果実がなる  アロニア・メラノカルパ(Aronia melanocarpa)  があります。

■関連ページ
カマツカ(鎌柄)  アロニア・メラノカルパ(Aronia melanocarpa)  カ行の花図鑑  花暦 

一般名:カマツカ(鎌柄)
学名:Pourthiaea villosa var. leavis
別名:ウシコロシ(牛殺し)
分類名:植物界被子植物門双子葉植物綱バラ目バラ科
生息地:本州〜九州の日本 環境:山地
生活型:落葉小高木  樹高:5〜7m  樹皮色:暗灰色 樹皮特徴:縦皺が入る 
葉質:紙状で両面とも無毛  葉色:葉縁が赤(春)→緑→黄/赤(秋)  葉形:長楕円形で先が尖る 葉縁:細かい鋸歯あり  葉の付き方:互生 
花序形:複散房花序  開花期:4〜5月 花色:白 小花の花弁数:5枚  小花の形:円形の椀型 雌蕊数:先端で3裂 雄蕊数:20本 
果実形:縦に長い楕円形で先端に萼片が残る  果実色:赤 果実タイプ:梨果  果実長:8mm 果柄色:茶色地に疣状皮目が目立つ 
名前の由来:この木の材が強靭で鎌の柄に使われることから。
備考:別名のウシコロシ(牛殺し)とは、この木を撓めて作った鼻輪を牛に嵌るとおとなしくなるから。
用途:器具材、庭木、薪炭、果実(鳥の食事)


 
●カマツカ(鎌柄)

画像準備通