ヒオウギガイ(檜扇貝、緋扇貝)は、ウグイスガイ目ザルガイ科イタヤガイ属ヒオウギガイ種の二枚貝です。
同科のホタテ(帆立貝)と似ていますが、貝殻がホタテは白いのに対し、ヒオウギは橙色をしています。
ただし、養殖物には鮮やかな橙や赤、黄色、紫色、白、斑入りのものもあって美しいです。
殻形は扇形をしており、貝名は桧で出来た木製の扇(檜扇)に似ていることに因ります。殻頂近くに耳状突起があります。
貝殻の間から多数の青い目が見えます。食用となる貝で貝柱は刺身に、ウロ(中腸線)を取ってヒモと一緒にバター炒めや塩焼きなどにして食べる他、貝殻はお土産で売られます。尚、貝毒の原因となるプランクトンの影響で麻痺性貝毒がまれに検出され出荷イ規制されることもあります。
尚、花にも ヒオウギ(桧扇) という名の花があります。
一般名:ヒオウギガイ(檜扇貝、緋扇貝)
学名:Mimachlamys nobilis
分類名:動物界軟体動物門二枚貝綱ウグイスガイ目ザルガイ科イタヤガイ属
別名:ヒオウギ(緋扇)、虹色貝、アッパガイ、Noble scallop
分布:本州房総半島以南、西太平洋の亜熱帯・熱帯海域 環境:潮間帯下部〜浅い岩礁
全長:10cm 殻幅:3cm 殻形:扇形 殻色:褐色(養殖もの:橙・赤・黄・紫・白・斑入り)
■関連ページ
ヒオウギガイ(檜扇貝、緋扇貝)
京都大学白浜水族館(2011年9月19日)
パレ・ラメール(2019年7月15日)
無脊椎動物図鑑
旬
memo
|