マツブ(真螺)

【かぎけんWEB】
マツブとは吸膣目エゾバイ科エゾボラ属の巻貝です。
別名:エゾボラ(蝦夷法螺)、ツブ(真螺)、ツブガイ(螺貝)

マツブ ツブ ツブガイ3 ツブガイ5

マツブ(真螺) とは、吸膣目エゾバイ科エゾボラ属の比較的大きな巻貝で、 北海道以北の砂泥底に生息します。
貝殻は肌色や赤茶色をしており、貝殻の厚さは薄い。 貝殻長は20cmで、径は10cm程で、太い螺旋状肋と低い鰭状の成長脈があります。 食性は小魚などを食べる肉食性です。
食用とする場合は、薄い貝殻を割って、テトラミン毒が含まれる細長い唾液腺を除去して水洗いし、 白または肌色か黄橙の身を適宜に切って、 刺身か炉辺焼き、煮貝して食べます。 食味は癖が無く甘みと歯ごたえがあります。

ツブの仲間
バイ や、 シロバイ  アカバイ  トウダイツブ(灯台螺)  マツブ(真螺)  などの種類があります。
マツブはエゾボラとも呼ばれ、北海道以北に生息します。
バイはバイ貝やアズキ貝とも呼ばれ、全国の沿岸にいます。
シロバイはエッチュウバイやカガナイとも呼ばれ、能登から富山、新潟や 若狭〜島根のいずれも日本海沿岸に生息しています。

一般名:マツブ(真螺)
学名:Neptunea polycostata
別名:エゾボラ(蝦夷法螺)、ツブ(真螺)、ツブガイ(螺貝)
分類名:動物界軟体動物門腹足綱(巻貝)吸膣目エゾバイ科エゾボラ属 
生息分布:北海道以北 環境:水深100〜200mの砂泥底
貝殻長:20cm 貝殻径:10cm 
貝殻色:肌色地または茶色地で太い螺旋状肋と低い鰭状の成長脈あり 
身色:白、肌色、黄橙 
食性:小魚などの肉食性 
食味:歯ごたえ、甘み 調理方法:刺身、炉辺焼き、煮貝 
繁殖方法:産卵 注記:唾液腺にテトラミン毒 

■関連ページ
マツブ(真螺)  新千歳空港(2014年12月30日)  無脊椎動物図鑑  使用前後物語  麹町便り  memo 


マツブ(函館、2010年9月18日)

マツブ
マツブ(真螺)=エゾボラ貝
新千歳空港で、2014年12月30日


マツブ(函館、2010年9月18日)

マツブ
マツブ(真螺)=エゾボラ貝
函館、2010年9月18日


マツブ(新千歳国際空港、2013年12月28日)
ツブガイ3 ツブガイ5
マツブ(真螺)=エゾボラ貝
新千歳国際空港内で、2013年12月28日