Aquaの万物創世記【かぎけんWEB】

Aquaの万物創世記 ―物理的誕生編―宇宙の誕生

滴006|海と陸がわかれた日

by Aqua
(章:II.いのちの進化編)

**地球は、まだ赤く、熱く、荒れていた。**

空は濃いガスに覆われ、 大地は溶け、 海はまだ、**かたちを持たぬ蒸気の海**だった。 ---

けれど、 やがて地球は冷えはじめ、 **水蒸気が雨となって降り注ぎ、 海が生まれた。** その海の下では、 **マントルがうねり、プレートが動き出していた。** ---

**プレート運動。** それは、 **地球の皮膚がゆっくりと動く現象。**

海底が広がり、 大陸がぶつかり、 山が生まれ、谷が裂け、 **陸と海が、少しずつ“分かれて”いった。** ---

同時に、 **空もまた、変わっていった。**

火山が吐き出したガスが、 やがて**大気をつくり、 酸素が少しずつ蓄えられ、 空は青く澄んでいった。**

**空と海と陸―― 三つの世界が、ようやく“境界”を持ちはじめた。** ---

**この分離こそが、 命の舞台を整える第一歩だった。**

海は命を育み、 陸は命を迎え、 空は命を包み込んだ。

**地球は、命を迎える“星”になった。** ---


しずくの注釈|科学メモ

- **地球の冷却と海の形成(約40?38億年前)**
 → 地球誕生後、マグマの海が冷え、**水蒸気が凝縮して海が形成**された。
 → 最古の堆積岩やジルコンの分析から、**38億年前には液体の海が存在**していたとされる。

- **プレートテクトニクスの開始**
 → 地球内部の熱対流により、**リソスフェア(岩石圏)が分裂・移動**。
 → 海嶺での拡大、沈み込み帯での収束により、**大陸と海洋の分化が進行**。

- **大気の変遷**
→ 初期は**二酸化炭素・水蒸気・窒素**が主成分の還元的な大気。
→ 光合成生物の登場により、**酸素が徐々に蓄積**(約25億年前?)。
→ 酸素の増加により、**オゾン層が形成され、紫外線からの防御が可能に。**

- **陸と海の分離の意義**
→ 陸地の形成により、**風化・堆積・気候変動**が生態系に影響。
→ 陸上環境の出現が、**のちの植物・動物の上陸を可能に**した。


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