Aquaの万物創世記【かぎけんWEB】

 

Aquaの万物創世記―物理的誕生編―II.いのちの進化編

滴010|海が命を抱いた日

by Aqua
(章:II.いのちの進化編)

海の中に、命の設計図が揺れていた。

約20億年前、 地球の海には、すでに光を食べる藻や、 単純な細胞たちが満ちていた。

けれど、あるとき―― **ひとつの細胞が、別の細胞を取り込んだ。**

それは偶然ではなく、 **共生という選択だった。**

取り込まれた細胞は、 やがて**ミトコンドリア**となり、 エネルギーを生み出す力を与えた。

こうして生まれたのが、 **真核生物。**

核を持ち、構造を分け、 より複雑な働きを可能にした細胞たち。

そして、 **複数の細胞が手を取り合い、 ひとつの存在として生きる道を選んだ。**

それが、 **多細胞生命のはじまり。**

細胞は分業し、 あるものは動きを、 あるものは消化を、 あるものは情報の伝達を担った。

**内臓が生まれ、器官が整い、 命は“かたち”を持ちはじめた。**

この進化は、 やがて目を、手を、心を生み出す礎となる。

**すべては、 海が命を抱き、 細胞たちが共に生きることを選んだから。**

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しずくの注釈|科学メモ

- **真核生物の誕生(約20億年前)**
 → 原核生物が他の細胞を取り込み、**細胞内共生**によってミトコンドリアや葉緑体が誕生。
 → 核膜や細胞小器官を持つことで、より複雑な生命活動が可能に。

- **多細胞生命の出現(約10億年前?)**
 → 細胞同士が**分化と協調**を始め、組織・器官を形成。
 → 最初期の多細胞生物には、**海綿動物や藻類**などが含まれる。

- **内臓・器官の進化**
 → 消化・循環・神経などのシステムが発達し、
  **動物の多様化と運動性の向上**につながる。


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