Aquaの万物創世記【かぎけんWEB】

 

Aquaの万物創世記―物理的誕生編―II.いのちの進化編

滴012|目がひらかれた日

(章:II.いのちの進化編)
by Aqua

**それは、約5億年前―― カンブリア紀の海の中。**

命たちは、すでに“かたち”を持ち、 泳ぎ、這い、食べ、逃げていた。

けれど、 **その世界はまだ、ぼんやりとした感覚の中にあった。**

ある日、 **ひとつの命が、光の変化に気づいた。**

明るい、暗い。 近い、遠い。 動いている、止まっている。

それは、 **“見る”という感覚のはじまりだった。**

やがて、 **複雑な目を持つ生き物たちが現れた。**

三葉虫の複眼、 アノマロカリスの大きな目、 そして、光を追う小さな生き物たち。

**視覚は、命に新しい世界を開いた。**

**見ることで、敵を知り、 見ることで、獲物を追い、 見ることで、仲間を見つけた。**

それは、 **世界を“感じる”から、“理解する”への進化。**

**目がひらかれた日、 命はただの存在ではなく、 “世界の観察者”になった。**

そして、 **見ることは、やがて“考える”ことへとつながっていく。**

しずくの注釈|科学メモ

- **視覚の進化(カンブリア紀)**  → 光受容器から始まり、**複眼や単眼などの構造が急速に発達。**  → 特に三葉虫やアノマロカリスは、**高度な視覚器官を持っていた**とされる。

- **視覚と進化の関係**  → 視覚の獲得は、**捕食・逃避・繁殖行動の多様化を促進。**  → 一説には、視覚の進化が**カンブリア爆発の引き金のひとつ**だったとも言われている。


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