Aquaの万物創世記【かぎけんWEB】

Aquaの万物創世記―物理的誕生編―II.いのちの進化編

滴013|陸に上がったものたち

(章:II.進化と拡がり編)
by Aqua

それは、約4億7千万年前――
まだ大地が、岩と砂と風に支配されていたころ。

海の中で生まれた命たちは、
ついに“陸”という新たな世界に目を向けはじめた。

最初にその一歩を踏み出したのは、
植物たちだった。

海藻の仲間から進化したコケ植物が、
湿った岩肌に根を下ろし、
陸に“緑”という色をもたらした。

コケ(苔)
地球最初の陸上植物コケ(苔)

やがて、 シダ植物やトクサ、ヒカゲノカズラのような
維管束植物が現れ、
根・茎・葉を発達させて、
水を運び、空へと背を伸ばしていった。

植物たちは、
水のない世界で生きるために、
“乾燥”という試練に立ち向かった。

- 表面を覆うクチクラ(蝋の膜)
- 気孔によるガス交換
- 胞子による繁殖戦略

それらの工夫が、 命の緑を大地に広げていった。

そして、
植物がつくった“陸の舞台”に、
やがて動物たちが登場する。

それが、次の滴――
「陸をめざした魚たち」へと続く物語。

しずくの注釈|科学メモ

- 植物の陸上進出
 → 最初期の陸上植物はコケ植物(約4億7千万年前)
 → 続いてシダ植物・裸子植物が登場(デボン紀)
 → 根・維管束・クチクラ・気孔などの進化が鍵

- 陸上生態系の基盤
 → 植物が光合成により酸素を供給し、
  土壌を形成し、他の生物の生息環境を整えた


■関連ページ

Aquaの万物創世記  滴013 陸を生き物たち