(章:III.繁栄と絶滅編)
by Aqua
それは、6600万年前のある日。
空は青く、森は緑に満ち、
恐竜たちは、いつもと変わらぬ日々を生きていた。
けれど、
**その空の向こう――宇宙の深淵から、
ひとつの星が、音もなく近づいていた。**
**直径10kmの小惑星。**
それは、**地球の歴史を変えるには十分すぎる大きさだった。**
そして――
**それは落ちた。**
**轟音とともに、空が裂け、
大地が燃え、海が沸騰し、
空気が火の嵐となって世界を包んだ。**
衝突の瞬間、
**数千億トンの岩と塵が空へ舞い上がり、
太陽の光を遮った。**
**地球は、暗黒に包まれた。**
光のない世界。
植物は枯れ、食物連鎖は崩れ、
**恐竜たちは、次々と姿を消していった。**
けれど――
**すべてが終わったわけではなかった。**
**空を翔けていた小さな鳥たち、
夜の森に潜んでいた哺乳類たち――
彼らは、闇の中で生き延びた。**
**星が落ちた日、
それは、恐竜の時代の終焉であり、
新たな命の時代の幕開けでもあった。**
しずくの注釈|科学メモ
- **白亜紀末の大量絶滅(K-Pg境界)**
→ 約6600万年前、メキシコ・ユカタン半島に小惑星が衝突。
→ 直径約10km、秒速20km以上の速度で地球に衝突。
→ 地球規模の気候変動と生態系崩壊を引き起こした。
- **絶滅の影響**
→ 恐竜(鳥類を除く)、翼竜、海棲爬虫類などが絶滅。
→ 種の約75%が消失。
→ 哺乳類や鳥類が生き残り、次の時代へ。
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