ホトトギス(鳥)【かぎけんWEB】

ホトトギスとはカッコウ目カッコウ科カッコウ属ホトトギス種の野鳥です。別名:カンムリサギモドキ


●ホトトギス(鳥)

ホトトギス
ホトトギスのイラスト 有紀@kagiken

ホトトギス(鵑、鳥類、学名:Cuculus poliocephalus)とは

ホトトギス(鵑、鳥類、学名:Cuculus poliocephalus))とは、インド〜中国南部に分布するカッコウ目カッコウ科カッコウ属ホトトギス種の鳥です。古来、風流人に愛され、卯の花や藤、ショウブ、橘(たちばな)とペアで詠まれることが多いです。 花のホトトギスは、鳥のホトトギスの胸にある黒い嶋模様に似ていることから付けらえれました。

ホトトギスの特徴

・「キョッキョッキョキョキョキョ」「テッペンカケタカ」「特許許可局」と鳴く
・胸と腹に灰色の横縞が入り、植物の花名となった
・目の周囲に黄色アイリングがある。
・カッコウ属の鳥なのでカッコウに似ている
・カッコウと同様、托卵(ウグイスの巣に産みつけて世話をさせる)
・古来から中国日本の文献に出てくる
・夏鳥。ウグイスの産卵場所・時期に合わせて5月中旬に飛来し、産卵し、秋に温かい南方(インド、東部アフリカ)に帰る

ホトトギスが登場する文献

「万葉集」

150首以上詠われています。
大伴家持
万葉集 第8巻 1494番歌
原文 「夏山之 木末乃繁尓 霍公鳥 鳴響奈流 聲之遥佐」
詠み 「夏山の 木末(こぬれ)の茂(しげ)に ほととぎす 鳴き響奈(とよ)むなる 声の遥(はる)けさ」
意味 「夏山の 梢の茂みで ホトトギスが 鳴き声を響かせている その声のなんと遙かなことか」

・霍公鳥来鳴き響もす岡辺なる藤波見には君は来じとや 作者不詳
・いにしへに恋ふらむ鳥は霍公鳥けだしや鳴きし我が念へるごと 額田王(ぬかたのおおきみ)
・ 霍公鳥待てど来鳴かず菖蒲草玉に貫く日をいまだ遠みか 大伴家持(おおとものやかもち)

ホトトギスが登場する文献

ホトトギスと卯(う)の花の組み合わせが多いです。

ウツギ(空木) ウツギ(空木)
卯の花


・うぐひすの 卵かひご の中に ほととぎす ひとり生れて 己(な)が父に 似ては鳴かず 己(な)が母に 似ては鳴かず  卯の花の 咲きたる野辺(のへ)ゆ 飛び翔(かけ)り 来鳴き響(とよ)もし 橘の 花を居(ゐ)散らし ひねもすに 鳴けど聞きよし 賄(まひ)はせむ 遠くな行きそ 我が宿(やど)の 花橘に 住みわたれ鳥 第九巻1755 長歌 高橋虫麿
・卯の花の過ぎば惜しみか霍公鳥雨間も置かずこゆ鳴き渡る 大伴家持(おおとものやかもち)
・卯の花の 咲き散る岡ゆ ほととぎす 鳴きてさ渡る 君は聞きつや 作者不詳

「古今和歌集」

・いそのかみ ふるき都の 郭公 声ばかりこそ 昔なりけれ 素性法師
・暮るるかと みればあけぬる 夏の夜を あかずとやなく 山郭公 壬生忠岑
・音羽山 こだかく鳴きて 郭公 君が別れを 惜しむべらなり 紀貫之
・五月山 こずゑをたかみ 時鳥 なくね空なる 恋もするかな 紀貫之

「百人一首」」

・ほととぎす 鳴きつる方を ながむれば ただ有明の 月ぞ残るたれ 藤原実定(後徳大寺左大臣)「千載和歌集」

「芭蕉」

・橘やいつの野中の郭公(ほととぎす) 芭蕉 ・烏賊売りの声まぎらはし杜宇(ほととぎす) 芭蕉 ・木隠れて茶摘みも聞くや時鳥(ほととぎす) 芭蕉

「与謝蕪村」

・ほととぎす平安城を筋違(すぢかひ)に(与謝蕪村)

一般名: ホトトギス(鵑、鳥類) 、学名:学名:Cuculus poliocephalus 、又名:Lesser Cuckoo 、漢字:「時鳥」、「不如帰」、「杜鵑」、「子規」、「霍公鳥」 、分類名:動物界脊索動物門脊椎動物亜門鳥綱カッコウ目カッコウ科カッコウ属ホトトギス種 、生息分布:インド〜中国南部、生活型:渡り鳥で日本へは5月頃飛来、環境:森林 、全長:28cm、翼開長:cm、体重:Kg 、頭部と背中:灰色、腹部は白地に黒い横縞、翼と尾羽色:黒褐色、嘴と脚色:、 、食性:毛虫等の昆虫などの動物食性、卵色:チョコレート色

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ホトトギス
ホトトギスのイラスト 有紀@kagiken