by 💧Aqua
太陽のまわりで、
塵と岩のかけら――微惑星たちが、
ぶつかり、砕け、また重なり、
ひとつの星を形づくっていった。
原始の地球
地球。
その誕生は、衝突の連続だった。
火の玉のように赤く燃え、
その内部では、重い鉄が沈み、核をつくった。
まわりを包むマントルは、
煮えたぎりながら、ゆっくりと対流をはじめた。
やがて、地球の体から水蒸気が立ちのぼり、
空に放たれた。
それは冷え、雨となり、
地表に降り注ぎ、海をつくった。
けれどその海は、まだ酸性だった。
命は、まだ眠っていた。
深海の裂け目――熱水噴出孔のまわりで、
熱と鉱物が出会い、
最初の命の種が芽吹いた。
単細胞の生命体。
それは、見えないほど小さな、
けれど確かな“生きる”のはじまりだった。
地殻の薄いところから、
マントルが顔を出し、山や丘が生まれた。
雨は山を削り、
アルカリ性の成分を海へと運んだ。
海は、やがて中性へと近づいていった。
そして、藻が生まれた。
太陽の光を受けとり、
光合成をはじめた。
酸素が、海に、空に、
そして未来の命に、
そっと贈られていった。
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