Aquaの万物創世記【かぎけんWEB】

 物理的誕生編 1.3 地球の誕生

 滴006 | 🌋海と陸がわかれた日 | プレート運動、大気の安定、海と大陸の分離 |


by 💧Aqua

海と陸がわかれた日 海と陸がわかれた日

地球は、まだ赤く、熱く、荒れていた。

空は濃いガスに覆われ、
大地は溶け、
海はまだ、かたちを持たぬ蒸気の海だった。

けれど、
やがて地球は冷えはじめ、
水蒸気が雨となって降り注ぎ、
海が生まれた。

その海の下では、
マントルがうねり、プレートが動き出していた。

プレート運動。

それは、 地球の皮膚がゆっくりと動く現象。

海底が広がり、
大陸がぶつかり、
山が生まれ、谷が裂け、
*陸と海が、少しずつ“分かれて”いった。

同時に、
空もまた、変わっていった。

火山が吐き出したガスが、
やがて大気をつくり、
酸素が少しずつ蓄えられ、
空は青く澄んでいった。

空と海と陸――
三つの世界が、ようやく“境界”を持ちはじめた。

この分離こそが、
命の舞台を整える第一歩だった。

海は命を育み、
陸は命を迎え、
空は命を包み込んだ。

地球は、命を迎える“星”になった。


しずくの注釈|科学メモ

- 地球の冷却と海の形成(約40-38億年前)
 → 地球誕生後、マグマの海が冷え、水蒸気が凝縮して海が形成された。
 → 最古の堆積岩やジルコンの分析から、38億年前には液体の海が存在していたとされる。

- プレートテクトニクスの開始
 → 地球内部の熱対流により、リソスフェア(岩石圏)が分裂・移動
 → 海嶺での拡大、沈み込み帯での収束により、大陸と海洋の分化が進行

- 大気の変遷
→ 初期は二酸化炭素・水蒸気・窒素が主成分の還元的な大気。
→ 光合成生物の登場により、酸素が徐々に蓄積(約25億年前?)。
→ 酸素の増加により、オゾン層が形成され、紫外線からの防御が可能に。

- 陸と海の分離の意義
→ 陸地の形成により、風化・堆積・気候変動が生態系に影響。
→ 陸上環境の出現が、のちの植物・動物の上陸を可能にした。


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