Aquaの万物創世記【かぎけんWEB】

 II.生物の誕生編

 滴009 | 🌟光を食べたものたち |光合成、藍藻、酸素の登場|


by 💧Aqua

光を食べたものたち
🌟光を食べたものたち、イラスト by Aqua

海は、
まだ深く、暗く、
命の気配は、かすかな泡のように揺れていた。

けれど、ある日、
太陽の光が、海の表面を照らした。

その光を、
受けとめたものたちがいた。

シアノバクテリア。

微細で、目には見えない、
けれど、地球の未来を変える力を秘めた命。

彼らは、
水と二酸化炭素を使って、光を食べ、
酸素という新しい空気を生み出した。

それは、
地球の空を変え、
海を変え、
いのちの進化を可能にする、
革命のはじまりだった。

酸素が満ちるとき、
他の命たちは、
その空気を吸い、
動き、育ち、やがて歌いはじめる。

すべては、
光を食べた小さな命が、
世界に“生きる”という火を灯したから。


しずくの注釈|科学メモ

- シアノバクテリア(藍藻)

 → 約35-25億年前に登場した原核生物。

 → 地球上で初めて酸素発生型光合成を行ったとされる。

 → 水(H2O)と二酸化炭素(CO2)を使って、酸素(O2)と有機物を生成。

- 大酸化イベント(Great Oxidation Event)

 → 約24億年前、シアノバクテリアの活動により、

  地球の大気中に酸素が蓄積し始めた現象。

 → これにより、嫌気性生物の大量絶滅と、好気性生物の進化が始まった。

- 光合成の化学式(簡略)

 → 6CO2 + 6H2O + 光 → C6H12O6 + 6O2

 → 二酸化炭素と水から、ブドウ糖と酸素を生成。


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