by 💧Aqua
泳ぎだしたものたち、ダンクルオステウス、イラスト by Aqua
約3億9千万年前――デボン紀の終わりごろ。
視覚が生まれたことで、
海の中に“見る”という新たな感覚が芽生えた。
それは、光を追い、影を避け、動きを読む力。
この変化は、生き物たちの行動を根底から変えた。
やがて、
筋肉と骨格を備えた魚類が現れる。
彼らは顎を持ち、獲物を捕らえる力を手に入れた。
板皮類は重厚な装甲をまとい、
軟骨魚類はしなやかな体で泳ぎ、
硬骨魚類は骨の進化によって多様な形を生み出した。
視覚・運動・感覚の統合――
それは、“能動的に生きる”という革命だった。
この時代、海は捕食と回避のドラマに満ちていた。
そしてその中で、
ヒレの中に骨を持つ魚たちが現れ始める。
それは、やがて陸へとつながる四肢のはじまりだった。
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