ラフレシア(Rafflesia) とは、世界最大の花を咲かせるスマトラ原産の
キントラノオ目ラフレシア科ラフレシア属の全寄生植物です。
ラフレシア属には11数種ありスマトラ島からボルネオ島、フィリピン諸島、マレー半島に分布しますが、
ブドウ科の植物ブドウカズラ(Tetrastigma)属を宿主とし養分を貰っています。
最大の花を咲かせるラフレシア・アーノルディー(Rafflesia arnoldii)のことを主にラフレシア(Rafflesia)と言います。
株は雌雄異株です。
根や葉茎はなく、花のみを咲かせます。
花は多肉質で、花の直径は90〜150cmで、重量は5〜8Kg、開花までに2年を要しますが、
開花期間は4〜5日しか咲かず腐ります。
花には腐敗臭があり、オビキンバエ(帯金蝿)という蝿が寄って来て、花粉を運び受粉を助ける
虫媒花です。葉緑素が全くないので光合成はできません。
花名の由来は調査隊のトーマス・ラッフルズ(Sir Thomas Stamford Raffles)と
ジョセフ・アーノルド(Joseph Arnold)の両名の名前に因みます、
一般名:ラフレシア(Rafflesia)
学名:Rafflesia R.Br.
別名:ラフレシア・アーノルディー(Rafflesia arnoldii)
分類名:植物界被子植物門双子葉植物綱キントラノオ目ラフレシア科ラフレシア属
原産地:スマトラ島
生活型:全寄生植物
特徴:世界最大の花、花に腐敗臭、虫媒花:オビキンバエ(帯金蝿)、ブドウ科の花に寄生、葉緑素がない
株:雌雄異花
花の直径:90〜150cm 重量:5〜8Kg 花の開花期間:4〜5日で腐る
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ラフレシア(Rafflesia)
京都府立植物園(2013年4月28日)
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