麹町便り

ウッ、セッケン味!

洗面台には間違いやすい、似たもの同士が一杯!
麹町便り、2001年7月17日号

日常生活では自覚しないでやっているせいか、やったかやらなかったかを覚えていないことがままあります。
例えば、出掛ける時にポットの電源を抜いたか、玄関の施錠をしたかを歩き始めてから気になることがあります。
しっかりしている時でもこのような具合ですから、眠い時や、急いでいる時、最初から商品知識が乏しい時にはいろいろ不都合なことが起きてくるようです。
 

F氏宅にて

働き者の奥さんがその晩は疲れ過ぎていて、目もあけられないほど眠かったそうで、
しかし、元来が真面目な性質で、寝る前に歯だけは磨いておこうと、気力を振り絞って洗面所まで行ったそうです。暫くして、「ウッ、何これ。セッケン味!」、と叫んだらしいのです。
ご主人は優しい人ですが、知らん顔していると後が怖い(らしい)ということもあって、おっとり刀で駆けつけてみるてぇと、そこでは、歯ブラシばかりか、奥さんの口中と言わず、口の廻りから盛んに泡が吐き出していたそうでございます。
「間違えて、練り歯磨きの代わりに、チューブ入り洗顔石鹸で歯を磨いてしまったらしい。」 ということです。 その一件があって、奥さんはすっかり目が覚めてしまい、その後は口中から石鹸味が消えるまでゴシゴシと、今度は本物の歯磨き粉で磨き直したとか。笑うに笑えない、お話でした。

しかし、ご主人にも似たような経験がおありだそうで。
以前から奥様に、「顔に何か塗ったら、せめて、化粧水だけでも。」 と煩く言われてたある日、「せめて」の方をつけたんだそうです。
そこで、さっそく義務を達成したことを奥様に報告すべく、「この化粧水は夏用らしくペパーミントの香りがしてスーとしたよ。」と報告したら、
「変ねぇ。いつもと同じ化粧水を使ってるはずだから、匂いもスーもしないはずよ。」 と言われて、気になって調べてみたそうです。
そうしたら、化粧水ではなく、洗口液を顔に塗ってしまったんだそうございます(写真2)。 本人の弁、「ビンの大きさといい、液体の色といいよく似てるだもの。」

このお宅にはお嬢さんがいらして、 朝は兎角、あわただしいとのこと。 こちらは、ヘアスプレイと、制汗・デオドラントを間違えたそうで、間違ってデオドラントを頭にスプレイしてしまったそうな(写真3)。 いやはや色々な使い方をされているご家族がいらっしゃるものですなぁ。

F氏宅にお邪魔した際にくだんの洗面台を見せてもらい、納得。
同じ場所に似たような形や色、大きさのビンやチューブ、缶があって、いつこのような悲劇(喜劇?)が生まれてもおかしくない状態でした。幸いなことに、今までのところ、ヘアムースで歯を磨いた方はいないとのことです。これもあるいは時間の問題なのでしょうか。

まぁ、笑っておられる方の中にも一度はこのような経験はおありではないでしょうか?

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写真1 練り歯磨きと美容洗顔石鹸


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写真2 化粧水と洗口液


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写真3 制汗・デオドラントとヘアスプレイ


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写真4 液体歯磨きとヘアムース



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