不思議なオブジェクト#4(2003.1.18)

不思議なオブジェクト#4


麹町便り-2003年1月18日


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不思議なオブジェクト#4

車で道を走っていたら、久々になんだろうというものを見つけました。これをオブジェクトということには無理があるかもしれませんが、一応ご報告まで。発見した日は夜だったので、かなり印象的でしたが、探検に行ったのは、とある昼下がりでした。ここまで明るいと最初の衝撃は無かったかもしれません。まっ、いいか。


 
1.車で夜道を走っていたら、 2.不思議オブジェクトに接近
真っ暗なかに突如、電気煌々、燦然と輝くお店が突如出現した。小さいので、その時はあっという間に通り過ぎてしまったが、


不思議なオブジェクト#4

この先に謎のオブジェクトはあるっ!
「すんごく明るいね」
「何だろう」
「どうも精米所らしいよ」
「なんでこんなところに精米所があるの?」
「さあ...」
 ...
「玄米もセットにして売ってるのかなぁ??」
「なんで人家も人通りも少ない処にあるの???」
どんどん???の数が増えてくる。近い内に真相を究明するため探検隊を編成することとし、その夜はこれ以上の詮索を打ち切った。
 
とある昼下がり、早速、探検隊は繰り出した。
「目指す光オブジェクトはこの道の先だよね」
「『吉良邸討ち入りの後、赤穂浪士がこの道を歩いて
泉岳寺に向かった』ってTVで言ってたよ」
その話はさて置き、いよいよこの先に目指す不思議物体があるっ!

「あった、あった。昼間も電気が点いてるよ」
「確かに精米所だね」
「『コイン精米所』って書いて る」
 


不思議なオブジェクト#4
不思議物体に接近中!


 


不思議なオブジェクト#4
コイン精米所と書いてある

3.またの名を 4.オープン・ザ・ド アー
「こめつき処」というらしい。

不思議なオブジェクト#4

またの名は「こめつき処」と言うらしい

「中はどうなっているの?」
遠慮しいしいドアを開けるF隊員。

不思議なオブジェクト#4
遠慮しいしいイドアを開けるF隊員

5.そのときワゴン急停車! 6.ざっと1時間強、経過後
「なんだなんだ。洋服、引っ張んないでよ!」
「人が来たよ」

不思議なオブジェクト#4
ほんとのお客さん登場

「別にそんな、逃げなくてもいいんじゃない?まだ中、見てないよ」
遠目に、ほんとのお客さんが立ち去るのを待つ。じーっ。
「あ〜あ、遅いなぁ」、待ちくたびれて傍の防波堤に登り隅田川を見る。
「のーぼりぃ、くだぁりぃのすぅみだがわ〜」
「待ちくたびれた昼下がりぃ、知らんぷりしていたっけね〜」(古いっ)
「それにしても遅いなぁ。持ち歌、無くなっちまったぜ」

「もうぜぇったいに待つのヤダッ!」
と思ったときにお客さんは一仕事を終え、意気揚揚と立ち去ったもんだ。

不思議なオブジェクト#4
室内には精米機と張り紙だけ

「ふ〜ん、(プレハブの中には)機械と張り紙しかない」
「玄米は売って、無いっ!」

7.張り紙1 8.張り紙2
「価格表」
「安いンだか、高いンだか、分かんない」
「そのまま食べれば良いのにね」
「ほっとけ」 by 張り紙


不思議なオブジェクト#4
張り紙1

「精米機の利用方法」
「ふんふん、玄米をホッパーに入れて、精米の出口に袋を当ててっと」
「重さvs料金表通りのお金をコイン投入口に入れる」
「精米機が自動的に動き始めて精米が出てくる、かぁ」

不思議なオブジェクト#4
張り紙2

9.張り紙3 10.ホッパー実物
「精米機パーツの名称」
「でっ、ホッパーってこれだよ」
「ここに玄米をジャーっと入れる」

不思議なオブジェクト#4
張り紙3

「玄米を入れるホッパーの実物は、コレねっ」

不思議なオブジェクト#4
玄米はここからじゃーっとやってください。

11.白米さんの出口 12.探検終わって
「ここに100円玉を必要な枚数だけチャリーンと入れて、
あとはここから精米(白米)がシューっと出て来るから、
玄米が入っていた袋をあてがえば良いわけね」
「ジャーだか、シューだか、勝手に擬音を作ってますね、お客さん」by 精米機。 

不思議なオブジェクト#4
コインはここに、白米はここから

「闇夜に燦然と輝く謎のオブジェクトはコイン精米所だった」
「プレハブの中には精米機と張り紙があった」
「管理人はおらず、出入りは自由だった」
「張り紙の説明で精米の仕方は分かったと」
「玄米は売ってなかった!」
「何故か知らないけど、ここに精米機があることを知っていた人がいた」
「最初から米袋担いで来たもんね」
「なんで知ってたのかなぁ」
 ...
「そもそもこの辺に人家ってあんまし、無いよね」
「無いっ!」
「なんで、ここに精米機があるの?」
「なんでだろうね??」
「余計分かんなくなっちゃった???」
 ...
と、にわか探検隊は疑問を持ち始めた当初に帰って、また頭を抱えてしまった。
「この辺って小さな町工場みたいな会社が多いよね」
「ひょっとすると精米機を作っている機械メーカーが敷地の片隅を利用して機械の実物を展示し、性能を紹介するために、趣味と実益を兼ねてコイン精米所を開 いてるのかも知れない!!」
真相は謎です。
2003.1.18、江東区