イチイガシ(一位樫)

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イチイガシとはブナ目ブナ科コナラ属イチイガシ種の高木です。

イチイガシ

イチイガシ(一位樫)とは、ブナ目ブナ科コナラ属イチイガシ種の常緑広葉高木です。 樹皮は若木は灰褐色ですが、老木になると暗灰色となり不規則に剥落します。 葉は表は緑色、裏は毛が生えているので白く見えます。葉縁は上部だけ鋭い鋸歯があり、先端が尖っています。雌雄同株で春に開花します。 どんぐりとしては珍しく灰汁がなく生食できます。 神社の神木や県木に使われます。 また、材が丈夫なので、建材や船の櫓にも用いられます。

一般名:イチイガシ(一位樫)
学名:Quercus gilva
分類名:植物界被子植物門双子葉植物綱ブナ目ブナ科コナラ属イチイガシ種
別名:ロガシ(櫓樫)
分布地:日本〜東アジア 生活環境:崖地、岩場
生活型:常緑高木 樹高:15〜30m 樹皮:灰褐色色(若木)、暗灰色で不規則に剥落(老木) 成長:やや遅め 材:丈夫
葉形:倒披針形で先が尖る 葉色:緑(表)、白っぽい(裏) 葉質:やや硬い 葉身長:cm 葉縁:上部は鋭い鋸歯、下部は全縁
株:雌雄同株 
開花期:4〜5月
果実:堅果 ドングリの形:楕円形で縦縞あり 殻斗:横縞があり長めのビロード状毛で被覆 ドングリの長さ:cm 果実の可食:灰汁がなく生食可 
用途:神社の神木、県木、公園樹、木材―建築・器具材(船の櫓)

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イチイガシの果実

イチイガシ
イチイガシのどんぐり
深大寺植物園、2016年6月5日