オオゴマダラ成虫(蝶)
オオゴマダラ(大胡麻斑) とは、チョウ目タテハチョウ科マダラチョウ亜科オオゴマダラ属の
亜熱帯性の大型の蝶です。
マダラチョウの中で最大種となります。
成虫(蝶)
成虫は羽全開帳が13cm1になる大型の蝶で花の蜜を好みます。
白地に黒斑模様があり、空間を優雅に飛翔します。
赤い色が好きで赤いものに集まってきます。
オオゴマダラの雌は
ホウライカガミ(蓬莱鏡)
を感知してその葉裏に卵を1個ずつ産み付けます。
卵は5日程で孵化します。
幼虫
孵化して幼虫になったオオゴマダラは全長7cm程になる芋虫で
頭と尻には角のように長くて黒い触覚が生えています。
体表色は
シマウマ(縞馬)
のような白黒の縞模様で、側面に丸い7個の濃桃色があり目立ちます。
幼虫はホウライカガミの葉を食べて育ちます。
ホウライカガミにはピロロジジンアロカロイド(PA)と言う有毒物質が含まれ
鳥や他の昆虫が食べると死んでしまいますがオオゴマダラの幼虫には害が無く体内に溜め込むことで
外敵から襲われることを防いでいます。幼虫のときに溜めた毒はサナギや蝶になっても残ります。
サナギ(蛹)
蛹は全長5cm程の紡錘形で黄色い液体が詰まっているため、黄金色地に黒斑が入っているように見えよく目立ちます。
大きな枝に逆さにぶら下っています。
一般名:オオゴマダラ(大胡麻斑)
、学名:Idea leuconoe
、分類名:動物界節足動物門昆虫綱チョウ目アゲハチョウ上科タテハチョウ科マダラチョウ亜科オオゴマダラ属
、別名:Rice Paper butterfly
、生息分布:日本では与論島、沖縄以南の亜熱帯域 環境:平地〜山地
、全長:13cm(羽全開帳)、5cm(蛹)、7cm(幼虫)
成虫の羽色:白黒の斑模様
活動期:一年中
食べ物:ホウライカガミの葉(幼虫)、花の蜜(成虫)
、産卵場所:ホウライカガミの葉
■関連ページ
オオゴマダラ(大胡麻斑)
ホウライカガミ(蓬莱鏡)
OKINAWAフルーツらんどの昆虫(2014年8月11日)
多摩動物公園の昆虫(2010年1月17日)
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麹町便り
memo
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オオゴマダラの成虫(蝶)
オオゴマダラ幼虫
オオゴマダラ蛹
多摩動物公園で、2010年1月17日
●OKINAWAフルーツらんど(2014年8月11日)
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オオゴマダラ
OKINAWAフルーツらんど、2014年8月11日
オオゴマダラ成虫(蝶)
オオゴマダラ蛹
浜名湖花博で、2004年4月
似たもの同士
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オオゴマダラのサナギ
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スピードスケートユニフォーム
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バンクーバー五輪スピードスケート試合用ユニフォーム似のビビッドな黄金色!
バンクーバー五輪日本チーム・スピードスケート試合用ユニフォームは他国とは一線を画した眩い色使いで目立っており良かった。
男子500の成績も、銀銅と立派なものでした。望むべくはユニフォーム色がベストでしたが、良く頑張ってくれたと思います。
しかし、このユニフォーム、オオゴマダラのさなぎ(蛹)によく似てますね。
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