ボケ(木瓜、学名:Chaenomeles)とは、バラ科ボケ属の落葉低木です。ボケ属には、中国のマボケ(毛叶木瓜、Chaenomeles cathayensis)と、日本原産のクサボケ(草木瓜、Chaenomeles japonica)、中国原産で幾多の品種改良がなされたボケ(?皮木瓜、Chaenomeles speciosa)の3種があります。
日本でボケと言えば(Chaenomeles speciosa)を指します。ボケは平安時代に渡来して以来、四季咲き、寒咲き、早咲き、中咲き、晩咲きの品種が育成され、品種によっては開花を長期間楽しめます。花弁がふんわりとして色彩も上品な花を咲かせます。冬に咲く寒ボケや、早咲き品種にはトウヨウニシキ(東洋錦)とその枝替わり品種のタカネニシキ(高嶺錦)、晩咲き品種にはセカイイチ(世界一)があります。枝には鋭い棘があるものとないものがあります。葉形は長楕円形で、葉縁に鋸歯があります。盆栽や庭木に使われ、多数の園芸品種が作られています。花後に実がなり黄熟したものは生食せず果実酒や鎮痛剤の材料に用います。
一般名:ボケ(木瓜)、学名:Chaenomeles speciosa、別名:カンボケ, チョウシュンボケ, ヒボケ, モケ, ヨドボケ、分類名:植物界被子植物真正双子葉類バラ目バラ科ボケ属、別名:flowering quince、Chinese quince、原産地:中国、樹高:100?300cm、葉形:長楕円形、葉縁:鋸歯有、葉身長:5〜10cm、花径:2?5cm、花色:橙・赤・白・桃色、開花期:11月〜翌年4月、果実径:5?7cm、果実長:10cm、用途:庭木、生垣、盆栽、果実は薬用&果実酒。
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