カラスウリ(烏瓜)とは、夏、夕方〜夜にかけて芳香のある白花を咲かせ、
秋に赤い果実をつけるウリ科カラスウリ属の蔓性多年草です。
長い萼筒の先に白い五弁花があり、花弁の縁部が無数の細紐状に伸びてレースのようになります。
雌雄異株で雄株と雌株に分かれており、スズメガを媒体として雌株の花が受精し果実を成らせます。
キカラスウリ(黄烏瓜) と似ています。
違いは、いずれの花も夜から朝方まで咲きますが開花時間の長さが異なり、
キカラスウリの花は朝方まだ咲き残りますが、カラスウリの花は萎んでしまいます。
カラスウリの実は赤くキカラスウリより小さい。キカラスウリの実は黄色で大きいです。
カラスウリの葉は、形が朝顔の葉に似てシャープで表面に毛がありますが、
キカラスウリの葉は丸みを帯びて滑らかカラスウリの葉より小さいです。
一般名:カラスウリ(烏瓜)
学名:Trichosanthes cucumeroides
別名:タマズサ(玉章)
分類名:植物界被子植物真正双子葉類ウリ目ウリ科カラスウリ属カラスウリ種
原産地:日本、中国、台湾
分布:林の縁
開花期:7〜9月 花色:白
花径:5cm(レース部含むと10cm)
葉長:15cm 成実期:10〜11月
果実径:5〜7cm 果実色:緑→(熟すと)赤・朱
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