キランソウ(綺欄草、金襴草)

キランソウとはシソ科キランソウ属の常緑多年草です。別名:ジゴクノカマノフタ(地獄の釜の蓋)、イシャコロシ(医者殺し)、Ajuga decumbens
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キランソウ(綺欄草、金襴草)とは

キランソウ(綺欄草、金襴草、学名:Ajuga decumbens)とは、日本、朝鮮半島、中国原産で、シソ科アジュガ属の這性・耐寒性の常緑多年草です。 春に、唇形をした紫色の小花を咲かせます。根生葉はロゼット状をしており地面を這うように生えます。 花名は花や葉の光沢と質感が高級織物の金襴に似ていることに拠ります。 生薬は「筋骨草〔キンコツソウ〕」と言い、関節痛や骨粗鬆症などに薬効が有るとされます。また、茎葉を煎じて飲むと風邪薬や高血圧薬に効果があるとされます。別名でジゴクノカマノフタ(地獄の釜の蓋)と呼ばれるのは、地獄の釜に蓋をするほど効き目があることや、墓地で多く見かけ地面を覆いつくすほど蔓延ることに拠ります。同様に、イシャコロシ(医者殺し)とも呼ばれます。

似た花

似た花に、同じシソ科のジュウニヒトエ(十二単)や、園芸種のセイヨウキランソウ(西洋綺欄草)と呼ばれるアジュガ(Ajuga)があります。

キランソウ(綺欄草、金瘡小草)の詳しい情報

一般名:キランソウ(綺欄草、金瘡小草)、学名:Ajuga decumbens、別名:ジゴクノカマノフタ(地獄の釜の蓋)、イシャコロシ(医者殺し)、Ajuga decumbens、分類名:植物界被子植物真正双子葉類シソ目シソ科キランソウ属キランソウ種、原産地:日本、朝鮮半島、中国、生息地:道端、草丈:10?30cm、葉色:光沢のある深緑、葉形:倒披針形、葉縁:波状鋸歯、花色:紫、花形:唇形、花径:1cm、開花期:4月?5月。

キランソウ
キランソウ(綺欄草、学名:Ajuga decumbens)

石川植物園 Eos(2021年4月3日)

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キランソウ(綺欄草、学名:Ajuga decumbens)の大きな写真

キランソウ
キランソウ(綺欄草、学名:Ajuga decumbens)

石川植物園 Eos(2021年4月3日)