マツ(松)【かぎけんWEB】
マツは、マツ科マツ属の針葉樹です。
アカマツ（赤松） |
クロマツ（黒松） |
法隆寺のクロマツ(黒松)
皇居のクロマツ（黒松）
チョウセンゴヨウ（朝鮮五葉）） |
マツ（松）） |
マツ(松)とはマツ（松、学名：Pinus）とは、日本で見られる代表的なマツ科マツ属の常緑針葉樹です。針葉樹とは、主に北半球に分布し、葉による熱の発散を防ぐため、葉形を針のように細くした樹木です。 松の葉は、1ヶ所に2〜5枚が束となって枝に付き(束成し)ますが、数年経つと枝から離れて落下します。 花は雌雄異花で、１つ株に雄蕊だけの雄花と、雌蕊だけの雌花を咲かせます。 果実は球形をしており、 マツボックリ（マツカサ) となります。 松毬の間にある薄黄の小さな鱗片を取り出したものが、松の実で、黒松や赤松のものは小さ過ぎて使われません。 松を傷つけると松脂が取れますが、時を経ると固まってコハク(琥珀)になります。 琥珀は、宝飾品となりますが、映画｢ジュラシックパーク｣では昆虫が閉じ込められていたので覚えておられる映画ファン方も多いことでしょう。 赤松林には、松茸がなります。 日本では、古代から親しまれている樹木であり、歌舞で謳われたり、伝統芸の道具立てにも使われます。 マツ科の植物マツ科には、マツ属やモミ属、カラマツ属、アブラスギ属、トウヒ属、トガサワラ属、ツガ属、ヒマヤラスギ属等があります。マツ属の植物その内、マツ属は亜属で分類すると、複維管束亜属のニヨウマツ(ニ葉松)類と、単維管束亜属のゴヨウマツ(五葉松)類 があります。ニ葉松類アカマツ(赤松) や、 クロマツ(黒松) 、 リュウキュウマツ(琉球松) があります。五葉松類ハイマツ（這松） 、 チョウセンゴヨウ(朝鮮五葉) 、 チョウセンゴヨウ(朝鮮五葉)−松の実採取のために植樹され、種子の殻を割って中の胚乳を食用とします。 ヤクタネゴヨウ、 キタゴヨウ（北五葉） などがあります。モミ属の植物モミ属には、モミ(樅)や、トドマツ、ウラジロモミ(ニッコウモミ)、シラビソ(白檜曽) などがあります。カラマツ属の植物カラマツ属にはカラマツ(唐松)があります。トウヒ属の植物トウヒ属には、エゾマツ(蝦夷松)があり、ヒマヤラスギ属の植物ヒマヤラスギ属にはヒマラヤスギ(ヒマラヤ杉、別名：ヒマラヤシダー) があります。ツガ属の植物ツガ属には、ツガ(栂)や、ヒメツガ(姫栂)があります。トダサワラ属の植物トダサワラ属には、トダサワラがあります。一般名：マツ(松)、学名：Pinus 、種別名：アカマツ（赤松）、メマツ（雌松）、Japanese Red Pine 、分類名：植物界裸子植物門マツ亜門マツ綱マツ亜綱マツ目マツ科マツ属 、株：雌雄異花 、花序形：毬状花序 ■関連ページマツ(松) アカマツ(赤松) マツボックリ（松ぼっくり） 東京都薬用植物園(2009年3月8日) 内房海釣り(2009年1月4日) 法隆寺の花(2004年11月) 花暦Spcecial版 花暦2004 マ行の花図鑑 2009年花暦 花暦 花図鑑 樹木図鑑 果物図鑑 |
アカマツ（赤松） |
クロマツ（黒松） |
クロマツ（黒松）
皇居、2008年12月14日
チョウセンゴヨウ（朝鮮五葉） |
チョウセンゴヨウ（朝鮮五葉）
日光植物園、2008年5月25日
分布：本州〜四国の日本、朝鮮、中国、ウスリー
学名：Pinus koraiensis Sieb. et Zucc. 、マツ科
松のある風景 |
マツ(松)
法隆寺正門(奈良)で、2004年11月21日
マツ（松）
2011年11月2日、麹町で
松を使った生け花 |
正月飾り花のマツ（松）
金谷フェリー港洗面所、2009年1月4日