ヨシ(葦)【かぎけんWEB】

ヨシ(葦)とは、沼などに自生して大群落を形成するイネ目イネ科ヨシ属の草本です。別名:アシ(葦)

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谷津干潟(2009年5月31日)


ヨシズ
葦を編んで作ったヨシズ(2015年7月19日)



ヨシ(葦)

ヨシ(葦、学名:Phragmites australis)は、全世界の温帯?熱帯地域原産で、イネ科ヨシ属の多年草です。別名で、アシ(葦)とも言いますが、「悪(し)」を連想させるので使われません。日本では、北海道〜九州の干潟、湖沼などの湿地に自生します。地下茎が伸びて沼などに大群落を形成します。 草丈は200〜600 cm程になります。葉は広線形をしています。晩夏〜初秋に、長さ20〜50 cmの円錐花序を伸ばし暗紫色の小穂長を付けます。 巻き貝や蟹、小魚の生息地となっており、水鳥も見られます。刈り取って乾燥させてヨシズなどの日除けに利用されます。

葦が登場する有名な短歌

作者  山部赤人
出典  万葉集 第6巻919番歌
原文 「若浦尓 塩満来者 滷乎無美 葦邊乎指天 多頭鳴渡」
詠み 「若の浦に 潮満ち来れば 潟を無み 葦辺を指して 鶴(たづ)鳴き渡る」
意味 「若の浦に 潮が満ちて来ると 干潟が無くなるので 辺(あしべ)を目指して が鳴きながら飛んで行く」

花言葉

花言葉は「神の信頼」です。

一般名:ヨシ(葦) 、学名:Phragmites australis 、別名:アシ(葦) 、分類名:植物界被子植物門単子葉植物綱イネ目イネ科ヨシ属 、分布:温帯〜熱帯地域 環境:干潟、湖沼などの湿地 、草丈:200〜500cm 花色:暗紫色 花序形:円錐花序  花序長:20〜50cm

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●ヨシ(葦)


ヨシ(葦)
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ヨシ(葦)
谷津干潟で、2009年5月31日

ヨシズ
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