1月の花(2002年1月21日)

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花図鑑 

花餅 1月の花(2002年1月21日) 1月の花(2002年1月21日)

街の陽だまりを見ると縁起良く紅白の梅が綻んでいます。 スイセンも冬から春にかけての花ですね。縁起物の話になるてぇと、 深川不動尊参道あたりにちょっと風変わりな花が咲いていやしたねぇ。 撮影した花は、ニホンズイセン、ハクバイ(白梅)です。

●関連ページ
1月の花(2002年)  面白図鑑 


ニホンズイセン(日本水仙)
台場
1月の花(2002年1月21日)
ニホンズイセン(日本水仙)

スイセンにも色々な種類がありますが、このスイセンは日本水仙で、ニッポンズイセンでは無く、ニホンズイセンと呼びます。お台場の東京ビッグサイト近くの公園に咲いていました。水仙は大きな石を囲むように咲いています。

1月の花(2002年1月21日)
日本水仙
1月の花(2002年1月21日)
白梅
(菊川)

赤白という色の取り合わせが良かったので、この際、縁起を担いで主役を張ってもらいたかったのです。が、残念ながら、晴天過ぎて

1月の花(2002年1月21日)
紅梅
(菊川)

あまりパッとしませんでした。昭和初期の天然カラー写真というところでしょうか。それで、脇役に廻ってもらうことになりました。

ハクバイ(白梅)/ニホンズイセン(日本水仙)
菊川、木場公園
1月の花(2002年1月21日)
ハクバイ(白梅)
菊川(東京都)

一般名:ウメ(梅)
学名:Prunus mume
別名:コウブンボク(好文木)、ムメ、花の兄
科属名:バラ科サクラ(プルヌス)属
樹高:5〜10m 開花期:2〜3月 花径:2.5cm

ウメ(梅) は、早春、葉より早く若枝に、五弁 または八弁の香りの良い白または紅、ピンクの小花を多数咲かせる落葉高木です。 果実は干して梅干や梅酒の材料として使われます。幹は湾曲し枝は横に張り出します。 文学では、万葉人が愛でた花木として知られ、また、泉鏡花の「婦(おんな)系図−湯島の境内」に 登場する湯島の白梅が有名です。 地名の菊川は、静岡ではなく東京です。この時期、街路には花影が無く寂しい限りでしたが、 白梅や水仙が咲いていました。やっと春が芽吹いて来たようです。

ウメ(梅)のページ

ニホンズイセン(日本水仙)
ニホンズイセン(日本水仙)
木場公園

一般名:スイセン(水仙)
学名:Narcissus spp.(ナルシッサス)
別名:ナルシッサス、ナーシサス
科属名:ヒガンバナ科スイセン属
原産地:欧州南部、地中海沿岸 花色:黄、白、橙、ピンク

スイセン(水仙)は、冬〜春(12〜4月)に草丈15〜50cmの花径3〜8cmの黄や白い花を俯きかげんに咲かせる耐寒性球根です。 葉茎は緑色をしていて細長く厚みがありショウブに似ているような気がします。品種が豊富で、原種、ラッパ、大・小杯、八重咲、房咲き、ジョンキル、トリアンドラス、シクラミネウス、ポエティクス、スプリットコロナなどの系統に分類されます。日本でよく見かけるニホンズイセンは2〜3月中旬、ラッパズイセンは4〜5月中旬に咲いています。ギリシャ神話で美青年ナルキッソス(Narkissos)が泉の水面に映った自分の姿に恋して、かなわぬ思いのまま衰弱死した場所から生えて来た花に、ナルキッソスの名前(学名:Narcissus)を付けたとされています。球根で増やします。全草、特に球根に毒があるので食べると危険です。

スイセン(水仙)のページ

花餅
深川
花餅
正月飾りの花餅
深川

「これって、花じゃないと思います」
「あなたもそう思う?」
「花餅って名前だから、まあ良しとしてよ」
「この時期、生ものが少ないのよ」
「花をなまものって言います?」
「さぁ、どうかしら。」

2002年1月