中国的デザイン

和風、欧米風、アジアンテイストのものと、そこはかとなく文化・芸術・生活の違いを醸し出すデザインがあります。
私達日本人が普段イメージする中国風（中華風）デザインを横浜中華街で収集しました。
他にも、もっと多くの中国風のものを見落としていそうです。それはこれからの課題。徐々に拾い上げて行きます。

■パーキング

駐車場と看板
2002年6月、横浜中華街で撮影

■公衆トイレ

前方にちょっと目を引く建物が見えます。これは公衆トイレ「洗手亭」です。

こちらから見るとデコレーションケーキのスポンジの上に中国風屋根がのっているように見えます。裏に廻り込むとまた違うデザインになっているようです。

■招き猫

胸に｢招財｣と書いてあるところが、日本人的な感覚と違うところです。中国的な方が主張と目的がはっきりしています。

日本の場合はここまではっきりは書いていません。招き猫の部ご参照

こちらの招き猫には｢生活興隆｣、｢億万両｣と書かいてあります。これに対抗できるのは日本では神社の商売繁盛というお札かお守りぐらいでしょう。他には絵馬がありますがこれは自分で願い事を好き勝手に書き込みますので、もっと凄いかもしれません。絵馬は中国の神社にもあるのでしょうか？

■公園内の東屋

この中国建築様式の建物は「會芳亭」と言います。

■門

中華街には東西南北に門があります。ここから中華街が始まると思うとワクワクして来ます。
この門ですが、日本の神社・仏閣にある門と比べて手が込んでいて華やかですね。

神社の場合は満願成就の祈願や禊などを目的とするのに対し、中華街の場合はある意味でテーマパーク的な存在を演出し
観光誘致や商売繁盛を目的としています。また、人々が生活するための住居でもあるわけです。

額には｢郷善仁親｣と書かれています。夜はライトアップされてより立体的に見えます。

関内駅⇒横浜球場側から来た時に入る門です。

中国の陰陽五行説による風水思想に基づいて作られた門の内、北門に当たります。
五行では水（すい）、季節は冬、方角は北、色彩は黒、聖獣は玄武（げんぶ）ということで玄武門と名づけられました。

■関帝廟

関帝を祭った神社です。神社といっても日本のものとは大きく異なります。

中華街に住む人々の信仰の砦。長い線香を手向ける人が絶えません。

中華街の目玉の一つとして訪れる人の列が絶えません。朱色の柱、金銀豪華絢爛に飾られた屋根。手が込んだ建造物です。

屋根上には伝説の竜や燦然と輝く玉が見えます。

■自販機

■ビール

■壁面デザイン

■装飾品

この看板に対抗できるのは日本広しといえども大阪難波にある道頓堀のカニやタコ、エイリアンぐらいのものではないでしょうか。

左の鴨のオブジェクトを拡大したものです。かなり筋肉質な肩です。

■電飾（Iillumination）

■街並と店舗

夜のイルミネーションが綺麗です。

昼間も人通りが多いですが、明かりが灯るとさらに多くの人が夕食をとりに訪れます。

黄昏となりネオンに明かりが灯りはじめました。

どのお店も看板には原色を使い派手系です。

■カルチャー

小さ目の茶器を使って茶の葉の色が出尽くすまで味わえます。

こちらにもお茶の話があります。

■案内板

このように凝った和風の装飾柱があるかと言えば、金毘羅神社の狐像や神社の狛犬ぐらいしか思い浮かびません。

このように車道に向かって建っていますので、案内板側にいる歩行者からは見えません。詳しくはこちらをご覧ください。