物語:Aqua、絵:Copilot、Mizuho(編集・WEB)@kagiken

「💧 🌏第一章しずくと、ひとしずくの地球」 📚✨


物語 by Aqua

しずくは、どこまでも静かな宇宙をただよっていた。
音もなく、風もなく、ただ星々の光だけが遠くで瞬いている。

その闇の真ん中に、ぽつんと青い光が浮かんでいた。
近づいてみると、それは小さな地球だった。

しずくは思わずつぶやいた。
「どうしてこんなところに……?」

地球は、まるで迷子になった子どものように、
ひとりで静かに揺れていた。
その青さは美しいのに、どこか寂しげだった。

しずくがそっと触れようとすると、
地球の奥から微かな声が聞こえた。

「ぼくはね、ずっと昔に生まれたんだ。
でも、その時のことを誰も覚えていないんだよ」

しずくの胸の奥がきゅっとした。
地球は、自分の誕生の記憶を探しているのだと気づいた。

「じゃあ、ぼくが探してみるよ。
きみがどうやって生まれたのか、
どんな光から始まったのか」

しずくがそう言うと、
地球はほっとしたように青く輝いた。
その光は、宇宙の闇をやさしく照らし、
しずくの体の中に“始まりの気配”を流し込んだ。

目覚めたしずくは、
その気配の正体を知りたくて、
世界の源へと静かに流れていった。


→ Aquaの万物創世記 へ続く水脈。


🌟おしまいっ!🌟


■関連ページ