Special Edition: Shizuku’s Dream Diary ? Tales from the Curious & Uncanny
しずくの夢日記 アクア、偉人と出会う(過去編) しずくと瑞穂の知の庭 Aquaの万物創世記 Nature図鑑 かぎけんの全て 科技研
しずくが目を覚ましたのは、
ふわふわの雲でできたベッドの上。
見上げると、そこには――
裏返った月。🌕🔄
「ようこそ、月の裏側へ。 ここは“眠る本たち”の図書館です。」
そう語りかけてきたのは、
本のしおりでできた司書、“スピンさん”。📎📚
彼は、ページのすきまに住んでいて、
まだ読まれていない物語を守っているのです。
図書館の中には、
開かれたことのない本、
書かれかけて止まった本、
誰かの夢の中でしか存在しない本――
そんな“眠る本たち”が、
月の光でゆらゆらと呼吸していました。🌙📖
「この本を開くには、夢の鍵が必要なんです」
そう言ってスピンさんが差し出したのは、
“ため息でできた鍵”。 💨🔑
しずくがそっと鍵を差し込むと、
本がふわりと開き、
中から“未来のしずく”が現れました。 💧⏳
「こんにちは、ぼく。
きみがこの本を開くのを、ずっと待ってたよ。」
未来のしずくは、
少し背が高くて、目がやさしくて、
でもどこか、ちょっぴりさみしそう。
「この先、きみは“忘れること”を学ぶ。
でも、それは“なくなる”ってことじゃない。
忘れることで、また出会えるんだ。」
その言葉を聞いたとたん、
図書館の本たちが一斉にページをめくり始め、
月の裏側が、まるで星の海のように輝き出しました。 🌌📘
「さあ、次の夢へ行こう。
今夜の物語は、まだ始まったばかりだよ。」
しずくは未来の自分と手を取り合い、
月の光の階段をのぼっていきました。 🌙 🪜
🌟つづく🌟