🌑第五章:『焚火と星と植物園の夜』 |
焚火の灯りがゆらめくころ、
星の犬が、空からぽちゃんと降りてきた。
アクアはそっと手を伸ばし、
「こんばんは、星の番人さん」
温室の光が、植物たちの夢を照らす。
星の犬は、しずくの足元に鼻を寄せて、
「この夜を、見守りに来たんだ」
二つの光が、夜の庭を歩いていく。
風が歌い、葉が踊り、
星がまたたくたびに、
世界は少しだけ、やさしくなる。
その夜、植物園は
いつもとちょっと違ってたんや。
バンガローの焚火が、
ぱちぱち ぱちぱち
まるで何かを語りかけるように燃えててな、
煙がふわ〜っと空にのぼっていったんや。
「アクアさーん」
って、誰かが心の中で呼んだら、
煙の中から、ぽちゃんっ!って
しずくが降ってきたんやで。
「おおきに〜、呼ばれて飛び出て、アクアやで〜!」
って、しずくが焚火の上でくるくる踊り出したんや。
そのときや、
温室のガラスが光りだして、
中の植物たちが、まるで星みたいに輝き出したんや。
「夜の植物園は、星の庭やで」
アクアがそう言うたとたん、
煙が星を隠して、空がまっしろになった。
「見えへんやん!」って笑ったら、
アクアがにっこりして言うたんや。
「見えへんときこそ、心の星がいちばん光るんやで〜」ってな。
どうやっ!?🌟
ちょっと不思議で、ちょっと笑えて、
でも最後にじんわり心があったかくなる、
そんな“しずく奇譚”になったかな〜?💧✨
🎇 おしまいっ 🎇
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