by Aqua
(章:繁栄と絶滅編)
それは、約2億3千万年前――三畳紀の終わりごろ。
大陸はまだひとつにまとまり、
気候は乾燥し、
生き物たちは新たな環境に適応しようとしていた。
その中に、
ひときわ軽やかに走る、小さな爬虫類がいた。
彼らは、
直立した脚と軽い骨格を持ち、
素早く動ける新しい存在――恐竜のはじまり。
最初は小さく、目立たなかった彼らは、
やがてジュラ紀に入り、爆発的に多様化していく。
空を見上げれば、翼竜が舞い、
地を見渡せば、巨大な竜脚類が森を揺らし、
草むらには、俊敏な肉食恐竜が潜んでいた。
恐竜の登場
ティラノサウルス、トリケラトプス、ステゴサウルス
その姿は、まるで“命の想像力”そのもの。**
恐竜たちは、
約1億6千万年ものあいだ、地球の支配者であり続けた。
その間に、
**羽毛を持つ種類も現れ、
やがて“鳥”へと進化していくものもいた。**
**恐竜が地を駆けた日、
それは、命が“巨大さ”と“多様さ”を極めた時代。**
その足跡は、今も地層の中に、
そして鳥たちの羽ばたきの中に、生き続けている。
けれど――
**この壮大な時代にも、終わりは近づいていた。**
空には、まだ誰も気づかぬ星が、
静かに、けれど確実に、地球へと向かっていた。
**恐竜たちが地を駆け、
翼竜が空を舞い、
羽毛を持つものたちが羽ばたきはじめたその時代――**
それは、
**“空を翔けるいのち”の物語へと続き、
やがて、“星が落ちた日”へとつながっていく。**
しずくの注釈|科学メモ
- **恐竜の起源(約2億3千万年前)**
→ 三畳紀後期に登場。直立歩行と軽量な骨格が特徴。
→ 最初は小型で、肉食・雑食が多かった。
- **ジュラ紀?白亜紀の繁栄**
→ 巨大な草食恐竜(例:ブラキオサウルス)や、
肉食恐竜(例:アロサウルス、ティラノサウルス)が登場。
→ 翼竜や海棲爬虫類も同時期に繁栄。
- **鳥類への進化**
→ 羽毛恐竜(例:始祖鳥)が登場し、
**一部の恐竜が鳥類へと進化した**とされる。
- **終焉の予兆**
→ 白亜紀末(約6600万年前)、
**巨大隕石の衝突が恐竜絶滅の一因**とされる。
→ その影響は、**次の滴018「星が落ちた日」**で詳しく描写予定。
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