Aquaの万物創世記【かぎけんWEB】

Aquaの万物創世記―物理的誕生編―II.いのちの進化編

滴015|恐竜が地を駆けた日


by Aqua (章:繁栄と絶滅編)

それは、約2億3千万年前――三畳紀の終わりごろ。

大陸はまだひとつにまとまり、 気候は乾燥し、 生き物たちは新たな環境に適応しようとしていた。

その中に、 ひときわ軽やかに走る、小さな爬虫類がいた。

彼らは、
直立した脚と軽い骨格を持ち、 素早く動ける新しい存在――恐竜のはじまり。

最初は小さく、目立たなかった彼らは、 やがてジュラ紀に入り、爆発的に多様化していく。

空を見上げれば、翼竜が舞い、
地を見渡せば、巨大な竜脚類が森を揺らし、
草むらには、俊敏な肉食恐竜が潜んでいた。

恐竜の登場 恐竜の登場

ティラノサウルス、トリケラトプス、ステゴサウルス その姿は、まるで“命の想像力”そのもの。**

恐竜たちは、 約1億6千万年ものあいだ、地球の支配者であり続けた。

その間に、 **羽毛を持つ種類も現れ、 やがて“鳥”へと進化していくものもいた。**

**恐竜が地を駆けた日、 それは、命が“巨大さ”と“多様さ”を極めた時代。**

その足跡は、今も地層の中に、 そして鳥たちの羽ばたきの中に、生き続けている。

けれど―― **この壮大な時代にも、終わりは近づいていた。**

空には、まだ誰も気づかぬ星が、 静かに、けれど確実に、地球へと向かっていた。

**恐竜たちが地を駆け、 翼竜が空を舞い、 羽毛を持つものたちが羽ばたきはじめたその時代――**

それは、 **“空を翔けるいのち”の物語へと続き、 やがて、“星が落ちた日”へとつながっていく。**


しずくの注釈|科学メモ

- **恐竜の起源(約2億3千万年前)**
 → 三畳紀後期に登場。直立歩行と軽量な骨格が特徴。
 → 最初は小型で、肉食・雑食が多かった。

- **ジュラ紀?白亜紀の繁栄**  → 巨大な草食恐竜(例:ブラキオサウルス)や、
  肉食恐竜(例:アロサウルス、ティラノサウルス)が登場。
 → 翼竜や海棲爬虫類も同時期に繁栄。

- **鳥類への進化**
 → 羽毛恐竜(例:始祖鳥)が登場し、
  **一部の恐竜が鳥類へと進化した**とされる。

- **終焉の予兆**  → 白亜紀末(約6600万年前)、
  **巨大隕石の衝突が恐竜絶滅の一因**とされる。
 → その影響は、**次の滴018「星が落ちた日」**で詳しく描写予定。


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