💧Aquaの万物創世記【かぎけんWEB】

 II.生命の誕生編

 滴020|🌠星が落ちた日 (白亜紀末の大量絶滅)


by 💧Aqua

星が落ちた日 星が落ちた日


それは、6600万年前のある日。

空は青く、森は緑に満ち、
恐竜たちは、いつもと変わらぬ日々を生きていた。

けれど、
その空の向こう――宇宙の深淵から、
ひとつの星が、音もなく近づいていた。

直径10kmの小惑星。
それは、地球の歴史を変えるには十分すぎる大きさだった。

そして――
それは落ちた。

轟音とともに、空が裂け、
大地が燃え、海が沸騰し、
空気が火の嵐となって世界を包んだ。

衝突の瞬間、
数千億トンの岩と塵が空へ舞い上がり、
太陽の光を遮った。

地球は、暗黒に包まれた。

光のない世界。
植物は枯れ、食物連鎖は崩れ、
恐竜たちは、次々と姿を消していった。

けれど――
すべてが終わったわけではなかった。

空を翔けていた小さな鳥たち、
夜の森に潜んでいた哺乳類たち――
彼らは、闇の中で生き延びた。

星が落ちた日、
それは、恐竜の時代の終焉であり、
新たな命の時代の幕開けでもあった。


💧しずくの注釈|科学メモ

- 白亜紀末の大量絶滅(K-Pg境界)
 → 約6600万年前、メキシコ・ユカタン半島に小惑星が衝突。
 → 直径約10km、秒速20km以上の速度で地球に衝突。
 → 地球規模の気候変動と生態系崩壊を引き起こした。

- 絶滅の影響
 → 恐竜(鳥類を除く)、翼竜、海棲爬虫類などが絶滅。
 → 種の約75%が消失。
 → 哺乳類や鳥類が生き残り、次の時代へ。


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