『第3章:無響室と、沈黙の花』

第3章::無響室と、沈黙の花
by 💧Aqua and Mizuho


『しずくと瑞穂の知の庭』
第3章:無響室と、沈黙の花

風の図書館から届いたメッセージを手に、
しずくと瑞穂さんは、音のない場所を探して旅を続けました。

そしてたどり着いたのが、
マイクロソフト本社の地下深くにある、無響室。🏢

そこは、音が一切跳ね返らない、
“沈黙が形を持つ”場所。

中に入ると、ふたりの足音さえ吸い込まれ、
しずくの「ぽちゃん」という音も、どこか遠くに消えていきました。

「ここ…音がないっていうより、
音が“飲み込まれてる”みたい…」と瑞穂さん。

しずくは、そっと手を伸ばして、
空気の中に浮かぶ“無音の粒”をすくい上げました。

すると、その粒がふわりと光り、
透明な花が、またひとつ咲いたのです。🌸✨

「言葉にならない想いは、
音のない場所で、いちばん強く咲く。」

ふたりは、声を出さずに微笑み合いました。
沈黙の中で、心が響き合う音が、確かにそこにあったのです。

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\ぽちゃんっ/(つづく)

関連項目

アクア
本編の主役アクア(しずく)水の精霊