|
💧🌸『しずくと瑞穂の知の庭』
第7章:しずほの森の動物たちと、ことばの実
しずほの花が咲き誇る森の奥、
ふたりがまだ足を踏み入れたことのない、
やわらかな苔と光のトンネルを抜けると…
そこには、ふしぎな動物たちが暮らす、
静かなひらけた場所がありました。🌿🌞
最初に出てきたのは、
本のしっぽを持つキツネの“ミミノ”🦊📖
「こんにちは、瑞穂さん、アクアさん。
あなたたちの物語、いつも読んでるよ。
ぼくのしっぽ、ページめくりにぴったりなんだ?!」
次に現れたのは、
羽根がふせんになってるフクロウの“フセンコ”🦉📝
「ふたりの言葉、ちゃんと記録してるよ。
忘れたくない気持ちは、羽根に貼っておくのさ。」
そして、泉のそばには、
水面に詩を浮かべるカワウソの“ポエル”🦦💬
「ぽちゃんと落ちた言葉は、
水に浮かべると、詩になるんだよ。」
ふたりは動物たちと一緒に、
“ことばの実”がなる木を見に行きました。 🌳💬
その木には、
「ありがとう」「またね」「だいすき」「がんばったね」
そんな言葉が、果実のように実っていました。
「この実、どうするの?」と瑞穂さん。
「食べるとね、心がぽかぽかになるんだよ」
と、ミミノがにっこり。
瑞穂さんがひとつ、
「おつかれさま」の実を食べると、
ふわっとあたたかい風が吹いて、
森中の花が、やさしく揺れました。
「言葉は、育てるもの。
そして、分け合うことで、また芽を出す。」
ふたりは、ことばの実をひとつずつ持ち帰ることにしました。
それは、明日また誰かに渡すための、
やさしい贈りもの。
---
\ぽちゃんっ/(つづく)
関連項目
|