カンナ(Canna) は、夏から秋にかけて色鮮やかな独特の花を咲かせる半耐寒性多年草の球根植物です。
日本には江戸初期に渡来し、日本全国に広まりました。
葉は横幅があり長く、光沢に富んでおり、先端が長楕円形をしています。
葉色は、通常、緑色ですが、黄と緑のストライプが入った品種や、葉脈が白い品種など多数の園芸品種が育種されています。
花の感じが、別科(ショウブ科)のグラジオラス(Gladiolus)と似ています。
カンナ(Canna)と葉が似ている花に、ミズカンナ(水カンナ)がありますが、
これは葉が似ていることから命名されましたが別科(クズウコン科)です。
一般名:カンナ(Canna)
学名:Canna indeica hybrid
別名:ハナカンナ(花カンナ)、ダンドク、カンナ・リリー(Canna lily)
科属名:カンナ科カンナ属
原産地:熱帯・亜熱帯アメリカ
草丈:50〜250cm 開花期:7月中旬〜10月上旬 花径:10cm 葉色:緑・銅色・斑入り
花色:赤 ・白 ・桃 ・黄 ・薄黄・橙・黄色と赤色の斑模様模様・複色
カンナとグラジオラスとの違い
Canna、Gladiolus
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カンナ(Canna)
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グラジオラス(Gladiolus)
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●グラジオラス(Gladiolus)の葉幅が狭いのに対し、カンナ(Canna)は葉幅が広いです。
●葉色は、グラジオラス(Gladiolus)が緑色だけなのに対し、カンナ(Canna)は緑以外にも鑑賞植物としても通用する美しい葉色・模様を持ちます。
●花の付き方で、グラジオラス(Gladiolus)は花穂が一列に付くのに対し、カンナ(Canna)はどちらかというと固まって咲かせます。
●花色では、グラジオラス(Gladiolus)は黒以外の殆どの色があるのに対し、カンナ(Canna)は上記の花色のみで、青や紫などの花色はみかけません。
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