3月の花#2(2004年)

3月（2004年）に撮った植物の写真と説明（学名、別名、科目名）があります。

●花の種類
アイビーゼラニウム（Ivy geranium）　 カゲツ(花月)　 カンパニュラ・ポシャルスキャナ(Campanula posharskyana)　 セイヨウタンポポ（西洋蒲公英）　 ヒマラヤユキノシタ(ヒマヤラ雪ノ下)　 ムラサキハナナ(紫花菜)　

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アイビーゼラニウム（Ivy geranium）は、半耐寒性常緑多年草であるゼラニウムの園芸種で匍匐（横這い） しますので、コンテナや釣り鉢向きです。花色は豊富で、咲き方は一重咲きや八重咲き、矮小品種があります。

一般名：アイビーゼラニウム（Ivy geranium）
学名：Pelargonium peltatum
別名：ツタバゼラニウム(Ivy pelargonium)
属名：フウロソウ科ペラルゴニウム属
原産地：南アフリカ
花期：3〜7月、9〜11月、花色：白。ピンク、赤、青紫、草丈：25〜50cm

カゲツ(花月)は、多肉植物として知られる｢金のなる木｣の花です。 12月〜3月に白〜淡桃色の星形をした花径0.5〜0.7cm程の小さな花を一杯咲かせます。 葉の縁が赤くなっており、茎が年々太くなります。玄関先の盆栽などでよく見られる常緑低木です。

一般名：カゲツ(花月)
学名：Crassula portulacea var.obliqua
別名：カネノナルキ(金の成る木)、オウゴンカゲツ(黄金花月)、クラッスラ(Crassula)
科属名：ベンケイソウ科クラッスラ属
原産地：南アフリカ

カンパニュラ・ポシャルスキアナ(Campanula posharskyana)は、 茎が長く下垂して枝から薄紫色の5弁の小花をたくさん咲かせる耐寒性多年草です。 性質が丈夫で日向で水はけのよい土を好みます。この写真のような吊り鉢や花壇の寄せ植えに使われます。

一般名：カンパニュラ・ポシャルスキアナ(Campanula posharskyana)
学名：Campanula posharskyana(カンパニュラ・ポシャルスキアナ)
別名：カンパニュラ・ 'アルペンブルー'(Campanula 'alpen-blue')
科属名：キキョウ科ホタルブクロ属
原産地：ユーゴスラビア
開花時期：3〜9月、花色：薄紫、花径：3cm、草丈：15cm〜50cm

セイヨウタンポポ（西洋蒲公英）は、子供の頃から親しんでいる、 春に黄色い花を咲かせるキク科の多年草です。開花後、白い冠毛が多数集まって球状のワタゲ(綿毛)となりますが、 一つひとつの冠毛には種子が付いていて風で飛ばされ繁殖します。晩秋になると葉が放射状に広がって地面にはりつく、 いわゆるロゼット状で越冬します。セイヨウタンポポ(西洋蒲公英)は欧州から帰化した種属で、 ニホンタンポポ(日本蒲公英)が3〜5月に咲くのに対して、一年中咲いていることから見分けられます。 またセイヨウタンポポは総苞弁（花茎と黄色い頭花の間にある萼の一部）が反り返っていますが、 ニホンタンポポには総苞弁の反り返りはありません。洋の東西を問わず、葉や根は食用や薬草として使われています。

一般名：セイヨウタンポポ（西洋蒲公英）
学名：Taraxacum officinale(タラクサクム)
科属名：キク科タンポポ属
花期：周年　草丈：5〜40cm　花径：3〜6cm　花色：黄・橙
別名：Dandelion（ダンデリオン）

ヒマラヤユキノシタ(ヒマヤラ雪ノ下)は、冬〜春、ひょろりと長く伸びた 褐色の柔らかそうな花茎の先端が幾つかに分かれ、数個づつまとまった小花を咲かせる耐寒性多年草です。 葉は花に比べて大きく、常緑で観賞されます。同時期に咲く他の草花に比べると、背丈が高く日陰に強いため、 花壇では後方に植えられています。

一般名：ヒマラヤユキノシタ(ヒマヤラ雪ノ下)
学名：Bergenia Hybrids
別名：ベルゲニア(Bergenia)、ウインター・ベゴニア(Winter begonia)
科属名：ユキノシタ科ベルゲニア属
原産地：ヒマラヤ（アフガニスタン、チベット）
草丈：15〜30cm　花期：12〜5月　花色：桃・赤・白　花径：1cm

ムラサキハナナ(紫花菜)は、春にアブラナ科特有の十字形をした、 紫色の小さな４弁花を咲かせる耐寒性一・ニ年草です。 花名にあるハナナ（花菜）とは黄色い｢菜の花｣のことで、紫花菜とは紫色の菜の花という意味です。 花の中央に６本の雄しべと１本の雌しべがあり、雄しべの葯(ヤク、先端部)と雌しべの柱頭はいずれも黄い色をしています。 こぼれ種から芽が出て半野生化したものが土手などで咲いています。 別名、｢平和の花｣や、｢ピースフラワー｣と呼ばれますが、 これは南京（中国）ゆかりの花であり日中戦争時の悲惨な経験を繰り返してはならないと言う 願いを込めて呼ばれるようになったとのことです。

一般名：ムラサキハナナ(紫花菜)
学名：Orychophragmus violaceus
別名：ショカツサイ(諸葛菜)、オオアラセイトウ(大紫羅欄花)、シキンソウ（紫金草）、 ヘイワノハナ(平和の花)、Peace flower(ピースフラワー)
科属名：アブラナ科オオアラセイトウ属
原産地：中国
草丈：20〜50cm　開花期：：3〜5月　花径：2〜3cm　花色：紫