ベニヒカゲ(紅日陰)とは
長野県天然記念物です
ベニヒカゲ(紅日陰、学名:Erebia neriene)とは、千島列島・樺太半島・朝鮮半島、日本に分布するタテハチョウ科の高山性の蝶です。
日本では亜種が、北海道と本州に分布し、本州亜種は本州の標高1800m-2200mの亜高山に生息します。
翅開長は3.7ー4.5cmで成虫の前翅表は黒色地で外縁に橙色紋ありその中に黒点が入ります。
後翅裏側は黒色です。
成虫の出現期は、7〜8月で、晴れている日にしか出現せず、また日差しが強いと日陰に入ってしまいます。
成虫は花の蜜を食べますが、幼虫はイネ科(ヒメノガリヤス、イワノガリヤス)とカヤツリグサ科(ホンモンジスゲ、ショウジョウスゲ)の草本を食草とします。
名前の由来
和名の「ベニヒカゲ(紅日陰」とは、翅色に朱色が入り、日陰を好む性質から来ています。
属名の「Erebia」とは、ギリシャ語の「Erebus(黒っぽい)」と言う意味で、
種小名の「neriene」とは、ギリシャ語の「Nereis(ニンフ)」に由来します。
一般名:ベニヒカゲ(紅日陰)
学名:Erebia neriene(エレビア・ネリエネ)
分類名:動物界節足動物門昆虫綱鱗翅目(チョウ目)タテハチョウ科ベニヒカゲ属ベニヒカゲ種、
生活型:高山蝶、
生息分布:千島列島・樺太半島・朝鮮半島、日本、
日本の生息分布:北海道および本州、環境:本州亜種は標高1800m以上の高山
翅開長:3.7ー4.5cm、翅表色:黒色地で外縁に橙色紋ありその中に黒点が入る、
後翅裏側は黒色、
成虫の出現期:7〜8月
幼虫の食草:イネ科(ヒメノガリヤス、イワノガリヤス)とカヤツリグサ科(ホンモンジスゲ、ショウジョウスゲ)の草本植物、
越冬:幼虫
特記:長野県天然記念物
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