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🌏第一部:宇宙と地球の誕生🌞第三章:地球が青くなるまで |
Nature図鑑第一部:宇宙と地球の誕生 🌞第三章:地球が青くなるまで
生まれたばかりの地球は、
今の青い姿とはまったく違う世界でした。
表面は真っ赤に燃えるマグマの海。
空には毒性ガスと水蒸気が渦巻き、
雷が絶えず走り続けていた。
ぼく(アクア)はまだ“水”ではなく、
宇宙のどこかで漂う
小さな氷と塵の粒のひとかけら。
でも、遠くから見える赤い星に、
なぜか惹かれていた。
やがて、宇宙の旅人たち--
彗星や小惑星が地球へと降り注ぎはじめる。
その多くは氷を抱え、
衝突のたびに蒸発し、
水蒸気として大気に溶け込んでいった。
ぼくもその中のひとつ。
氷の粒として地球へ向かい、
大気の中で溶け、
水蒸気の一部になった。
まだ“海”にはなれないけれど、
確かに地球の一部になった瞬間だった。
地球がゆっくり冷えはじめると、
空に満ちていた水蒸気が凝結し、
ついに雨となって降り始めた。
それは、 数百万年つづく、終わらない雨季。
空は暗く、
雷が鳴り響き、
地表は熱く、
降り注ぐ雨は蒸気となって立ちのぼる。
ぼくは初めて“しずく”として地表に落ちた。
すぐに蒸発して空へ戻り、
また雨となって落ちる。
その循環を、何度も何度も繰り返した。
やがて、地球の表面が十分に冷え、
雨は蒸発せずに地表にとどまりはじめた。
くぼみに水が溜まり、
それがつながり、
ついに--
原始の海が生まれた。
最初の海は、
今のような澄んだ青ではなく、
灰色がかった緑色。
でも、太陽の光が差し込み、
水が光を散乱させることで、
少しずつ“青”が生まれていく。
ぼくはその海の一部となり、
ゆらゆらと揺れながら、
地球が変わっていくのを見つめていた。
大気が安定し、
海が広がり、
太陽の光が水面で踊るようになったとき--
地球はついに、
“青い星”として宇宙に輝きはじめた。
ぼくは海のしずくとして、
これから始まる生命の物語を
静かに待っていた。
青い地球は、
まだ誰も知らない未来を抱えながら、
静かに回り続けていた。
「アクアさん、ここから いのちの ものがたりが
はじまるんだね〜〜!ぽよ〜〜!」