第ニ章:タコのバーテンダーと時間のかけら【しずく奇譚】📚✨

しずくの一言→ しずく、クラゲのカクテルを注文したいですっ!!


第ニ章:タコのバーテンダーと時間のかけら【しずく奇譚】

 深海のバーで、タコのバーテンダーがしずくに語る、
 “飲むと時間が戻るカクテル”の秘密。
 ユーモアと哀愁が混ざる、海底の夜の物語。

しずくが目を覚ますと、そこは――
空に浮かぶ、ゼリーのような巨大プリンの上。🍮☁
ぷるぷる揺れるたびに、空がきらめき、
ぽっっっっっちゃんっっっ!!!!!!💧🎩🌈✨

📘 虹色のしずくが空から降ってきます。🌈💧

「いらっしゃい、旅のしずくさん。
今夜は、特製“時間カクテル”をご用意してますよ。」

声の主は、八本足でシェイカーを振るう、
シルクハットをかぶったタコのバーテンダー。
🐙🎩🍸
名前は“マスター・オクト”
彼のバーは、“時のすきま”にだけ現れる幻の店なのです。

しずくがカウンターにちょこんと座ると、
マスター・オクトは、
「ジョーンズの右靴と左靴」の話を始めました。

「昔々、ジョーンズという旅人がいてね、
彼の靴は、右と左で別々の時間を歩いていたんだ。」

右靴は未来へ、左靴は過去へ。
だからジョーンズは、一歩ごとに時間を行ったり来たりして、
いつも“今”に戻ってこれなかった。

「でもね、ある日、彼は気づいたんだ。
“今”に戻るには、靴を脱いで、裸足で歩けばいいってね。」

しずくは、マスターの話にうっとりしながら、
“時間のかけら”が浮かぶカクテルをひとくち。
すると、目の前にしゃべる虹が現れました。🌈🗣

「こんにちは、しずくさん。
わたしは“言えなかった気持ち”でできてるの。
あなたの中にも、あるでしょ?」

しずくは、そっとうなずきました。
すると虹は、七色の言葉を空に放ち、
それが星座のように夜空に並びました。
🌌✨

「ありがとう」
「さようなら」
「またね」
「だいすき」
「ごめんね」
「だいじょうぶ」
「ここにいるよ」

そのとき、空の片隅から、
カッパの“帰ろ”が、ひょっこり顔を出しました。🦆💦
「おーい、しずくー!もう閉店時間だよー!」
「えっ、もうそんな時間!?」

しずくは慌てて、虹の星座に手を振りながら、
巨大プリンの端っこから、ぽちゃんと飛び降りました。

次に目を覚ましたとき、
しずくはまた、知の庭の泉のそばにいました。
でも、手のひらには――
小さな虹色の“時間のかけら”が、そっと光っていたのです。⏳🌈

しずくメモ

第2話登場人物
🐙 マスター・オクトは、
実は“音の標本室”の裏手にある「深海の記憶庫」の管理人でもあるんです。
音にならなかった沈黙の記憶を、
カクテルにして味わえるようにしてるんですよ〜????

🌈 しゃべる虹は、
“ミライノハナ”の花粉から生まれた存在かもしれません。
言葉にならなかった想いが、
夢の中で色になって、空にかかるんです。🌸🌈

🧢 カッパの“帰ろ”は……
実はしずくも、まだ正体を知らないんです!
でも、いつも絶妙なタイミングで現れて、
「そろそろ帰ろ〜」って言ってくれる、
夢と現実をつなぐ“境界の案内人”みたいな存在かも……?

🌟つづく🌟


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