クチナシ(梔子、梔) とは、初夏に香りの良い純白の花を咲かせる
アカネ目アカネ科クチナシ属の常緑低木です。
クチナシという名前は実が熟しても割れないことから来ています。
花は茎先に1個づつ付き、細い筒状花の先が5〜6裂します。
当初、純白だった花も、時間の経過とともに黄色く変色してしまいます。
葉には光沢があり、楕円形をしています。
秋に熟す果実はサフランと同成分であるクロシン(Crocin)が含まれ黄色の着色料となります。
乾燥させた果実を、栗きんとんを黄色に着色する色素としたり、漢方薬として使います。
繁殖は挿し木で行います。
花は一重咲きが基本種ですが八重咲き、大輪咲きもあります。
最近では、矮性品種として、クチナシより樹高や、花と葉が小振りな
ヒメクチナシ(姫梔子、コクチナシ、小梔子、ガーデニア、Gardenia)
が鉢物で多く出回っています。
一般名:クチナシ(梔子、梔)
学名:Gardenia jasminoides、Gardenia augusta cv.
別名:ガーデニア(Gardenia)、ヤエクチナシ(八重梔子)、センプク、サンシシ(山梔子)、ケープジャスミン(Cape jasmine)、Common gardenia
分類名:植物界被子植物門双子葉植物綱アカネ目アカネ科クチナシ属
原産地:東アジア
樹高:100〜150cm 開花期:6〜7月 花弁数:5〜6枚 花径:10cm 花色:白 葉身:10〜15cm
果実長:1.5〜2cm 果実色:赤 成実:10〜11月 基本種:一重咲き
●芳香のする花
クチナシ(梔子)
キンモクセイ(金木犀)
ジャスミン(Jasmine)
スイセン(水仙)
ジンチョウゲ(沈丁花)
ニオイバンマツリ(匂蕃茉莉)
モッコウバラ(木香薔薇)
バラ(薔薇)
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