ウメ(梅)、3月24日 クロッカス(Crocus) シキミ(樒)3月24日 椿 玉杯3月24日 ハボタン(葉牡丹) ラッパスイセン(喇叭水仙)3月24日 ローマンヒヤシンス
3月の花#3(2003年)には、2003年3月に木場公園などでした花の写真や説明(学名、別名、科目名)があります。
●花の種類 アセビ(馬酔木)、 アロエ、 ウインター・ベゴニア、 サクラ 'ソメイヨシノ'(桜 染井吉野)'、 シキミ(樒)、 シキンソウ(紫金草)、 スイセン水仙)、 トキワイカリソウ、 ヒイラギナンテン、 ヒマラヤユキノシタ、 ヒヤシンス(Hyacinth)、 ベニカナメモチ、 ベルゲニア、 ボケ、 ホンアマリリス、 ムラサキハナナ(紫花菜)、 レンテンローズ(Lenten rose)、
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ヒヤシンス(Hyacinth)は、春に、花茎の先端に漏斗状の小花を総状に多数つけるユリ科ヒアシンス属の球根植物です。 葉は肉厚で細長く先端が尖っています。葉の根元から太い花茎が伸びます。花壇や水耕栽培で楽しまれるです。
一般名:ヒヤシンス(Hyacinth) 学名:Hyacinthus.orientalis 別名:ヒアシンス、コモンヒヤシンス、ニシキユリ(錦百合) 分類名:ユリ科ヒアシンス属 原産地:ギリシャやトルコなどの地中海沿岸 草丈:20〜30cm 期は3〜4月 花色:青紫や白、ピンク、赤、黄色
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シキミ(樒)とは、常緑小高木で、葉は厚肉で光沢があり丸みを帯びて細長く、 3〜4月に葉の間から美しい薄クリーム色細い花びらをヒラヒラと覗かせます。 葉を揉むと抹香臭がし線香や抹香に使われ、枝葉は仏前や墓前に供えられます。 樹木は寺や墓地の庭木として使われます。9〜10月に袋果(タイカ)がはじけ、猛毒な種を出します。 悪しき実の「あ」が取れてシキミとなったと伝えられます。実だけでなく木全体に毒があります。
一般名:シキミ(樒) 学名:Illicium religiosum 分類名:シキミ科(旧モクレン科)シキミ属 原産地:日本他
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ヒイラギナンテン(柊南天)とは、3m程になる常緑低木です。
葉がヒイラギのようにトゲトゲしており、木姿がナンテンに似ています。 3〜4月に10〜15cmの房状になった花序に沿って黄色い小さな花を咲かせます。 秋には実がなり長さ7mmほどで表面に白い粉状のものが着き黒く熟します。
一般名:ヒイラギナンテン(柊南天) 学名:Mahonia japonica 別名:トウナンテン(唐南天) 分類名:メギ科ヒイラギナンテン属 原産地:中国、他
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ムラサキハナナ(紫花菜)とは、草丈20〜50cmで、3〜5月にアブラナ科独特の十字形をした 4枚の花弁を持つ花径2〜3cmの紫色の花を咲かせる耐寒性一・ニ年草です。 花名の一部である花菜とは黄色い菜の花のことです。 紫花菜とは紫色の菜の花という意味になります。 花の中央には6本の雄しべと1本の雌しべがあります。 雄しべの葯(ヤク、先端部)と雌しべの柱頭はいずれも黄色です。 こぼれ種から芽が出て半野生化し、土手などで咲いていることもあります。 別名の平和の花、ピースフラワーとは南京(中国)ゆかりの花であり、 日中戦争時の悲惨な経験を繰り返してはならないと言う願いを込めて呼ばれるようになった とのことです。
一般名:ムラサキハナナ(紫花菜) 学名:Orychophragmus violaceus 別名:ショカツサイ(諸葛菜)、オオアラセイトウ(大紫羅欄花)、 シキンソウ(紫金草)、ヘイワノハナ(平和の花)、Peace flower(ピースフラワー) 分類名:アブラナ科オオアラセイトウ属 原産地:中国
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ソメイヨシノとは、4月頃、葉より先に薄い5弁のピンクの小花を4〜5個の小単位毎にまとめて咲かす バラ科の落葉高木です。秋の紅葉も見事です。樹木の皮は黒色です。 オオシマザクラとエドヒガンの雑種で、明示初年、東京の染井(現在の駒込)から全国に広まりました。 散り際のサクラ吹雪も見事です。桜の代表選手とも言える存在です。
一般名:サクラ 'ソメイヨシノ'(桜 染井吉野)' 学名:Prunus Yedoensis 分類名:バラ科サクラ属 原産地:日本
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春にひょろりと伸びた長く柔らかそうな茎の先端が幾つかに分かれ、 数個づつにまとまった小さな花を咲かせる耐寒性多年草です。
葉は常緑で観賞用とされます。 同時期に咲く他の草花に比べて背丈が高く、 また日陰に強いため花壇では後ろの方に植えられていることが多いです。
一般名:ヒマラヤユキノシタ(ヒマヤラ雪ノ下) 学名:Bergenia Hybrids 別名:ベルゲニア(Bergenia)、ウインター・ベゴニア(Winter begonia) 分類名:ユキノシタ科ベルゲニア属 原産地:アフガニスタン、チベット 花色:ピンク、赤、白 花径:1cm 草丈:15〜30cm 花期:3〜5月
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トキワイカリソウ(常盤碇草)は、暖地を好む常緑多年草です。 4〜5月に花茎を出して先端に和船の鉄錨に似たユニークな花を咲かせます。 4本突き出ている管状のものはキョ(距)であり、 花弁やガク(萼)の一部が袋状になって突起したものです。 距の中には蜜が分泌・貯蔵されており、蜜を吸いに訪れた昆虫が頭を突っ込むことにより 受粉が確実に行なわれるような 仕組みになっています。全草に強精・強壮の薬効があるとされます。
一般名:トキワイカリソウ(常盤碇草) 学名:Epimedium semperuirens 別名:サンシクヨウソウ(三枝九葉草)、Barrenwort 分類名:メギ科イカリソウ属 原産地:日本 花色:紅紫・白 開花期:4〜5月
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アロエ(Aloe)とは、俗に医者要らずと呼ばれる半耐寒性多年草で、 多肉質で刺のある葉が胃薬や火傷に薬効があるとされる 多肉植物です。 花茎を長く伸ばしてトーチのような鮮やかな朱赤の筒状花を多数つけます。 南アフリカ出身だけあって暑さや乾燥には強いですが、寒さや霜には弱いです。
一般名:アロエ(Aloe) 学名:Aloe arborescens(アロエ・アルボレスケンス) 別名:キダチロカイ(木立盧會)、キダチアロエ(木立アロエ) 分類名:ユリ科(=ツルボラン科)アロエ属 原産地:南アフリカ 草丈:100〜200cm 開花期:2〜3月 花序高:20cm 花色:橙
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スイセン水仙)とは、冬〜春(12〜4月)に草丈15〜50cmの花径3〜8cmの 黄や白い花を俯きかげんに咲かせる耐寒性球根です。 葉茎は緑色をしていて細長く厚みがありショウブに似ているような気がします。 品種が豊富で、原種、ラッパ、大・小杯、八重咲、房咲き、ジョンキル、 トリアンドラス、シクラミネウス、ポエティクス、 スプリットコロナなどの系統に分類されます。 日本でよく見かけるニホンズイセンは2〜3月中旬、ラッパズイセンは4〜5月中旬に咲いています。 ギリシャ神話で美青年ナルキッソス(Narkissos)が泉の水面に映った自分の姿に恋して、 かなわぬ思いのまま衰弱死した場所から生えて来た花に、 ナルキッソスの名前(学名:Narcissus)を付けたとされています。球根で増やします。 全草、特に球根に毒があるので食べると危険です。
一般名:スイセン(水仙) 学名:Narcissus spp.(ナルシッサス) 別名:ナルシッサス、ナーシサス 分類名:ヒガンバナ科スイセン属 原産地:欧州南部、地中海沿岸 花色:黄、白、橙、ピンク
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ボケ(木瓜)とは、花弁がふんわりとして色もとても上品で美しい花なのに、 名前がいささか気の毒なバラ科の落葉低木です。 冬に咲く寒ボケと春に咲く花があります。 ボケは盆栽や庭木に使われ、多数の園芸品種が作られています。 ボケの実は大きいもので直径7cmにもなりますが、生食はせず、 果実酒や鎮痛剤の材料として用いられます。 葉形は(長)楕円形をしており、葉縁には鋸歯があります。 枝には鋭い棘がありますので、気をつけてください。
一般名:ボケ(木瓜) 学名:chaenomeles speciosa 別名:カラボケ 分類名:バラ科ボケ属 原産地:中国 樹高:200〜300cm 花径:2〜3cm 花色:橙・赤・白・桃色 開花期:11月〜翌年4月 果実径:5〜7cm 果実長:10cm
ハナモモ(花桃)は、桃の節句で飾られる花で、 実よりも主として花を観賞する耐寒性落葉高木です。
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一般名:ハナモモ(花桃) 学名:Prunnus persica 別名:モモ(桃) 分類名:バラ科サクラ属 原産地:中国 樹高:120〜700cm 花期:3〜4月 花色:赤・桃・白 花径:3〜5cm 咲き方:一重・八重 樹形:立性・枝垂れ性・矮性
ウメ(梅)とは、早春に白や赤い花弁を咲かせるバラ科の落葉高木です。幹は湾曲し枝は横に張り出します。 早春の2〜3月に葉より早く若枝に花径2.5cmと小輪の5弁または8弁の白または紅、ピンクの花を咲かせます。 花には芳香があります。花後には青い果実をつけますが6月頃になると黄色く熟し3cm程になります。 果実は干してから梅干や梅酒の材料として使われます 文学では泉鏡花の「婦(おんな)系図−湯島の境内」に出て来る湯島の白梅が知られています。 また、万葉人が愛でた花木でもあります。
一般名:ウメ(梅) 学名:Prunus mume 別名:コウブンボク(好文木)、ムメ、花の兄 属名:バラ科サクラ(プルヌス)属 樹高:5〜10m 花色:白・赤
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ベニカナメモチ(紅要黐)とは、春先に葉が紅葉し、冬には緑色となる変わりものの 常緑小高木です。 新芽の赤味が強いものをベニカナメモチと呼びます。5〜6月に白い5弁の小花が枝先に出る 散房状花序にたくさんつけます。 庭の生垣や街路樹、公園樹として植えられます。 赤く見えている葉は新芽です。近年見かけるレッド・ロビンは カナメモチとオオバカナメモチの交配品種です。 レッド・ロビンはベニカナメモチより新芽の赤が濃く、葉が大きく、葉が柔らかく、 葉縁のギザギザ(鋸歯)もおとなしいです。
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一般名:ベニカナメモチ(紅要黐) 学名: Photinia glabra 別名:カナメモチ(要黐)、アカメモチ(赤芽黐)) 分類名:バラ科カナメモチ属 原産地:中国、日本 樹高:5〜10m 樹皮色:灰黒〜黒褐 葉長:7〜10cm 波形:長楕円形〜狭卵形 葉縁:小さな鋸歯 葉質:厚く皮質 開花期:5〜6月 花色:白〜白桃 花径:0.7〜0.8cm 花形:5弁花 実:秋に赤く熟す 観賞期:5月