フジバカマ(藤袴)は、夏〜秋、散房状に薄紅色の花を咲かせる
キク目キク科ヒヨドリバナ属の多年草です。
秋の七草の一つともなっており、河原などの湿った場所を好みます。
似た花に、 ヒヨドリバナ(鵯花) や、ヨツバヒヨドリ(四葉鵯)、サワヒヨドリ(澤鵯) などがありますが、どれもよく似ています。見分けるには、フジバカマの葉は、上部で深く3裂し短い葉柄があり、互生することが他の花と異なります。
山上憶良が万葉集で秋の七草を詠んだ短歌がありますが、花名を覚えるのに重宝するので掲載します。
「萩の花
尾花(ススキ)
葛花
なでしこが花
をみなへし(オミナエシ、女郎花) また
フジバカマ(藤袴)
朝顔が花(今の桔梗)」
一般名:フジバカマ(藤袴)
、学名:Eupatorium japonicum
、別名:蘭草(ランソウ)
、分類名:キク科ヒヨドリバナ属
、原産地:日本、朝鮮半島、中国、北アメリカ
、草丈:100〜150cm 開花期:8〜9月 花色:桃
秋の七草
・ハギ(萩)、
・オバナ尾花[=ススキ(薄)の花穂]、
・クズ(葛)、
・ナデシコ[カワラナデシコ(河原撫子)]、
・オミナエシ(女郎花)、
・フジバカマ(藤袴)、
・アサガオ[今の キキョウ(桔梗)]
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フジバカマ(藤袴)
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