フジバカマ(藤袴)【かぎけんWEB】

フジバカマとはキク科ヒヨドリバナ属の多年草です。別名:蘭草(ランソウ)

フジバカマ(藤袴)

フジバカマ(藤袴)は、夏〜秋、散房状に薄紅色の花を咲かせる キク目キク科ヒヨドリバナ属の多年草です。 秋の七草の一つともなっており、河原などの湿った場所を好みます。 似た花に、 ヒヨドリバナ(鵯花) や、ヨツバヒヨドリ(四葉鵯)、サワヒヨドリ(澤鵯) などがありますが、どれもよく似ています。見分けるには、フジバカマの葉は、上部で深く3裂し短い葉柄があり、互生することが他の花と異なります。
山上憶良が万葉集で秋の七草を詠んだ短歌がありますが、花名を覚えるのに重宝するので掲載します。

萩の花  尾花(ススキ) 葛花  なでしこが花  をみなへし(オミナエシ、女郎花) また フジバカマ(藤袴)  朝顔が花(今の桔梗)

一般名:フジバカマ(藤袴) 、学名:Eupatorium japonicum 、別名:蘭草(ランソウ) 、分類名:キク科ヒヨドリバナ属 、原産地:日本、朝鮮半島、中国、北アメリカ 、草丈:100〜150cm 開花期:8〜9月 花色:桃

秋の七草
ハギ(萩)、 ・オバナ尾花[=ススキ(薄)の花穂]、 ・クズ(葛)、 ・ナデシコ[カワラナデシコ(河原撫子)]、 ・オミナエシ(女郎花)、 ・フジバカマ(藤袴)、 ・アサガオ[今の キキョウ(桔梗)]

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フジバカマ(藤袴)

フジバカマ(藤袴)
フジバカマ(藤袴)
2002年10月26日、猿江恩賜公園で