城ヶ崎海岸の花−春

【かぎけんWEB】
3月〜5月に、城ヶ崎海岸で

アシタバ アシタバ アシタバ
アシタバ


イワタイゲキ(岩大戟) イワタイゲキ(岩大戟) イワタイゲキ(岩大戟)
イワタイゲキ(岩大戟)


イヌガヤ(犬榧) イヌガヤ(犬榧) イヌガヤ(犬榧)
イヌガヤ(犬榧)


ウラシマソウ(浦島草) ウラシマソウ(浦島草) ウラシマソウ(浦島草) ウラシマソウ(浦島草)
ウラシマソウ(浦島草)


カジイチゴ(梶苺) カジイチゴ(梶苺) カジイチゴ(梶苺) カジイチゴ(梶苺)
カジイチゴ(梶苺)


キノコ キノコ
キノコ

ムラサキケマン(紫華鬘) ムラサキケマン(紫華鬘)
ムラサキケマン(紫華鬘)


タイトゴメ タイトゴメ タイトゴ タイトゴメ
タイトゴメ


タケニグサ(竹似草)
タケニグサ(竹似草)


タチツボスミレ(立坪菫) タチツボスミレ(立坪菫)
タチツボスミレ(立坪菫)


トキワツユクサ(常盤露草)
トキワツユクサ(常盤露草)


トベラ(扉) トベラ(扉)
トベラ(扉)


ナツグミ ナツグミ
ナツグミ


マルバアキグミ(丸葉秋茱萸) マルバアキグミ マルバアキグミ マルバアキグミ マルバアキグミ(丸葉秋ぐみ)15 マルバアキグミ(丸葉秋ぐみ)16
マルバアキグミ(丸葉秋ぐみ)


マルバウツギ(丸葉空木) マルバウツギ(丸葉空木) マルバウツギ(丸葉空木)
マルバウツギ(丸葉空木


マツヨイグサ(待宵草)
マツヨイグサ(待宵草)


マムシグサ(蝮草)
マムシグサ(蝮草)


ムラサキケマン(紫華鬘) ムラサキケマン(紫華鬘)
ムラサキケマン(紫華鬘)


城ヶ崎自然研究路
城ヶ崎自然研究路


田中磯方面案内看板
田中磯方面案内看板



城ヶ崎海岸の岩場や自然探索路には、四季折々の森林性や海岸性、 林床性の普段町では見られないような野生的な植物が自生しています。
 3月はタイトゴメやタチツボスミレ、イワタイゲキ、 4月はカジイチゴやムラサキケマン、ウラシマソウ等がひっそり、しかし元気に咲いています。

●城ヶ崎海岸【春の花】
アシタバ  イワタイゲキ(岩大戟)  イヌガヤ(犬榧)  ウラシマソウ(浦島草)  カジイチゴ(梶苺)  タイトゴメ(or シロバナタイトゴメ)  タケニグサ(竹似草)  タチツボスミレ(立坪菫)  トキワツユクサ(常盤露草)  トベラ(扉)  ナツグミ(夏茱萸)  マムシグサ(蝮草)  マルバアキグミ(丸葉秋茱萸)  マルバウツギ(丸葉空木)  ムラサキケマン(紫華鬘) 

■関連ページ
城ヶ崎海岸の花− 【春】  【夏】  【秋】  【冬】 
3月の花(2008年)  4月の花(2008年)  花暦2008年  花暦  釣りカレンダー  城ヶ崎海岸の地図 


●カジイチゴ(梶苺)
カジイチゴ(梶苺)
カジイチゴ(梶苺)
陸の平根(城ヶ崎海岸)、2008年4月12日

カジイチゴ(梶苺) は、キイチゴ(木苺)の一種で、 春に白い五弁花を咲かせるバラ科キイチゴ属の落葉低木です。 花名は葉がカジノキ(梶の木)に似ていることから付けられました。 果実は魚卵のイクラに似た色や形をしており、食べられます。葉は緑色で3〜7裂し、 葉縁は鋸歯があり、互生して付きます。全体に刺はありません。

カジイチゴ(梶苺)のページ
カジイチゴ(梶苺)
カジイチゴ(梶苺)
陸の平根(城ヶ崎海岸)、2008年4月12日

一般名:カジイチゴ(梶苺)
学名:Rubus trifidus
分類名:バラ科キイチゴ属
別名:エドイチゴ(江戸苺)、トウイチゴ(唐苺)
原産地:日本
樹高:200cm 花色:白 花径:3cm 開花期:3〜5月 結実期:6月 果実色:橙  果実形:球形 果実径:1〜2cm 果実食用不可:可 葉長:2〜15cm 葉色:緑

カジイチゴ(梶苺)
カジイチゴ(梶苺)
陸の平根(城ヶ崎海岸)、2008年4月12日
陸の平根(2008年4月12日)
カジイチゴ(梶苺)
陸の平根(城ヶ崎海岸)、2008年4月12日
陸の平根への道
釣り場への階段
陸の平根(城ヶ崎海岸)、2008年4月12日
この道をずっと降りてゆくと見られます。
陸の平根への道
釣り場(陸の平根)
陸の平根(城ヶ崎海岸)、2008年4月12日
磯釣が楽しめます。

陸の平根で釣る(2008年4月12日)


●ムラサキケマン(紫華鬘)
ムラサキケマン(紫華鬘)
ムラサキケマン(紫華鬘)
2008年4月5日、城ヶ崎自然研究路(伊豆半島)で

ムラサキケマン(紫華鬘) は、 春、赤紫の小花を咲かせるケシ科キケマン属の一年草です。やや湿っぽい草地に生えている普通の野草です。 花は萎んだ赤紫色の朝顔を小さくした形で、ピンクの筒状花の先端は濃紅色です。 茎は緑色で五角形をしています。 葉は2、3回羽状で細かく裂けており、緑の葉は冬でも見られます。

ムラサキケマン(紫華鬘)のページ
ムラサキケマン(紫華鬘)
ムラサキケマン(紫華鬘)
2008年4月5日、城ヶ崎自然研究路(伊豆半島)で

一般名:ムラサキケマン(紫華鬘)
学名:Corydalis incisa(コリダリス ・インキサ)
別名:ヤブケマン(藪華鬘)
分類名:ケシ科キケマン属
原産地:日本、中国、台湾
草丈:30〜50cm 開花期:4〜5月 花色:紫・白(まれに) 花径:0.5cm 筒長:2cm

ムラサキケマン(紫華鬘)
ムラサキケマン(紫華鬘)
2008年4月5日、城ヶ崎自然研究路(伊豆半島)で
ムラサキケマン(紫華鬘)
ムラサキケマン(紫華鬘)
2008年4月5日、城ヶ崎自然研究路(伊豆半島)で

●ウラシマソウ(浦島草)
ウラシマソウ(浦島草)
ウラシマソウ(浦島草)
2008年4月6日、城ヶ崎自然研究路(伊豆半島)で

ウラシマソウ(浦島草) は、春、林の木陰で、花茎の先端に 地味な仏炎苞をひっそり付けるサトイモ科テンナンショウ属の耐寒性・非耐乾性・多年草(宿根性)の野草です。 仏法炎の中には肉穂花序があり、花序の先端から浦島太郎の釣り糸に例えられた長居紐状の突起物を出します。 葉は葉茎の先端に1枚だけ付け、多数のぎざぎざの小葉があります。 肉穂花序は、多数のシベから出来ていますが、雄花は雄蕊だけ、雌花は雌蕊だけから作られており、 どちらも花弁はありません。交配は虫により行われる虫媒花です。雌花は、秋、多数の雌蕊の開花後に、 たくさんの粒々の赤い果実をつけますが、有毒なので食べられません。 同属同科のマムシソウ(蝮草)と似ています。

ウラシマソウ(浦島草)
ウラシマソウ(浦島草)
2008年4月6日、城ヶ崎自然研究路(伊豆半島)で

一般名:ウラシマソウ(浦島草)
学名:Arisaema urashima(アリサエマ・ウラシマ)
分類名:サトイモ科テンナンショウ属
別名:ヘビクサ(蛇草)
草丈:30〜50cm 開花期:3〜5月 花色:紫(赤紫〜濃紫〜黒紫)

ウラシマソウ(浦島草)のページ
ウラシマソウ(浦島草)
ウラシマソウ(浦島草)
2008年4月6日、城ヶ崎自然研究路(伊豆半島)で
ウラシマソウ(浦島草)
ウラシマソウ(浦島草)
2008年4月6日、城ヶ崎自然研究路(伊豆半島)で

●イワタイゲキ(岩大戟)
イワタイゲキ(岩大戟)
イワタイゲキ(岩大戟)
2008年3月23日、岩場で

イワタイゲキ(岩大戟)は、春、直立した太い茎先に黄い花 (実際には苞葉)を複数個咲かせる、海岸の岩場に群生するトウダイグサ科トウダイグサ属の多年草です。 花のように見えるのは輪生した黄色い苞葉で、花は苞葉に包まれた小さく目立たないものです。 花は葉と同じ黄色をしており、中央に1本の雌花がありその周辺を数本の雄花が取り囲む トウダイグサ属の特徴である杯状花序を形成し、苞葉と花が一体となり大きな黄色い花のように見えます。 一般の花が好んで咲かない厳しい環境下の海岸の岩場で、岩の隙間に地下茎を力強く伸ばし自生します。 葉は密で、互生して付けます。白い汁で被れることがありますので要注意です。 イワタイゲキ(岩大戟)と似た花にノウルシ(野漆)がありますが、生えている場所は畑の脇道や湿地となります。

イワタイゲキ(岩大戟)
イワタイゲキ(岩大戟)
2008年3月23日、岩場で

一般名:イワタイゲキ(岩大戟)
分類名:トウダイグサ科トウダイグサ属
学名:Euphorbia jolkinii Boiss
草丈:30〜40cm 開花期:3〜4月 花色:黄 苞葉色:黄 花径:0.5〜0.6cm

トウダイグサ科の植物
ポインセチア(poinsettia)
ショウジョウソウ(猩々草)
ハツユキソウ(初雪草)
イワタイゲキ(岩大戟)

イワタイゲキ(岩大戟)
イワタイゲキ(岩大戟)
2008年3月23日、岩場で
イワタイゲキ(岩大戟)
イワタイゲキ(岩大戟)
2008年3月23日、岩場で

木の花の咲いている城ヶ崎海岸に関連した 海釣り ページがあります。


●タチツボスミレ(立坪菫)
タチツボスミレ(立坪菫)
タチツボスミレ(立坪菫)
2008年3月30日、城ヶ崎自然研究路で

タチツボスミレ(立坪菫)は、春、野山などで、立ち上がった茎先に薄紫色の小花を咲かせる スミレ科スミレ属の多年草です。葉はハート型をしています。花は群生して咲いています。

タチツボスミレ(立坪菫)のページ
タチツボスミレ(立坪菫)
タチツボスミレ(立坪菫)
2008年3月30日、城ヶ崎自然研究路で

一般名:タチツボスミレ(立坪菫)
学名:Viola grypoceras
分類名:スミレ科スミレ属
草丈:10〜15cm 開花期:3〜4月 花色:薄紫
原産地:日本


●イヌガヤ(犬榧)
イヌガヤ(犬榧)
雄花枝-葉(裏面)
イヌガヤ(犬榧)
2008年3月30日、いがいが根駐車場裏で

イヌガヤ(犬榧)は、春、地味な花を咲かせるイヌガヤ科イヌガヤ属の常緑匍匐性低木です。 イヌガヤの変種で、雌雄異株の裸子植物です。雄花は球状で肌色をしており葉裏にびっしり付きます。 雌花は卵形で薄緑色をしており疎らに付きます。葉は互生し、鋸歯は無く、針形で、 葉同士が揃って密に小枝に付きます。葉先は柔らかいです。果実は薄緑色で、完熟すると茶褐色になり、 実の外種皮を食べます。 イヌガヤ(犬榧)と同じ、裸子植物には、マツやスギ,イチョウ、ソテツ、ヒノキ、コノテガシワ、 イヌマキがあります。

イヌガヤ(犬榧)
雄花と雄花序
イヌガヤ(犬榧)
2008年3月30日、いがいが根駐車場裏で

一般名:イヌガヤ(犬榧)
学名:Cephalotaxus harringtonia var. nana
分類名:イヌガヤ科イヌガヤ属
別名:エゾイヌガヤ(蝦夷犬榧)
樹高:1〜3m 開花期:3〜4月 雄花色:薄黄褐色  雌花:淡緑色 葉身:2〜5cm 葉幅:0.2〜1cm  葉序:互生 葉の鋸歯:無し(全縁) 葉形:線形

イヌガヤ(犬榧)のページ
イヌガヤ(犬榧)
雄花枝-葉(表面)
イヌガヤ(犬榧)
2008年3月30日、いがいが根駐車場裏で
城ヶ崎海岸地図
城ヶ崎海岸地図
2008年3月30日、いがいが根駐車で

城ヶ崎海岸地図のページ

●タイトゴメ(or シロバナタイトゴメ)
タイトゴメorシロバナタイトゴメ)
タイトゴメ(or シロバナタイトゴメ)
2008年3月2日、城ヶ崎海岸岩場で
タイトゴメ(大唐米)とシロバナタイトゴメ(白花大唐米)の違いは、 花が黄色か白かなので、この段階では中々判別しにくいです。
タイトゴメ(or シロバナタイトゴメ)
タイトゴメ(or シロバナタイトゴメ)
2008年3月2日、城ヶ崎海岸岩場で

シロバナタイトゴメ(白花大唐米)のページ  or
タイトゴメ(大唐米)のページ

タイトゴメ
タイトゴメ(or シロバナタイトゴメ)
2008年3月2日、城ヶ崎海岸岩場で
タイトゴメ
タイトゴメ(or シロバナタイトゴメ)
2008年3月2日、城ヶ崎海岸岩場で
タイトゴメ(or シロバナタイトゴメ)はこのような岩場(城ヶ崎-田中磯)に自生しています。

マルバアキグミ(丸葉秋茱萸)
マルバアキグミ(丸葉秋茱萸)15 マルバアキグミ(丸葉秋茱萸)16
マルバアキグミ(丸葉秋茱萸)
2010年4月18日、城ヶ崎海岸で
マルバアキグミ マルバアキグミ
マルバアキグミ マルバアキグミ
2013年4月14日、城ヶ崎海岸