ジネンジョ(自然生、自然薯) は、夏、山野に自生し、穂状花序に白い小花を付ける
日本原産のユリ目ヤマノイモ科ヤマノイモ属の蔓性落葉多年草です。
葉の形がオニドコロに似ていますが、オニドコロにはムカゴが無いので区別できます。
葉の付け根や花序に付く灰色の球形〜楕円形をした球芽はムカゴ(零余子)と言います。
秋に地中から掘り出して食用とする長い芋は、
ナガイモ(長芋)
と似ていますが自然薯の方が粘り気が強いです。
料理は擂り潰してとろろ、汁の具、千切り、酢の物にして食べます。
菓子では、じょうよ饅頭やカルカンがあります。
ムカゴ(零余子)は、秋の味覚とされムカゴご飯などにして食べます。
また、乾燥させた芋は、八味地黄丸などの漢方薬の材料となります。
尚、ジネンジョ(ヤマノイモ)は、 中国原産の ナガイモ(長芋)
と異なり日本の山野に自生します。
一般名:ジネンジョ(自然生、自然薯)
学名:Dioscorea japonica
分類名:植物界被子植物門単子葉植物綱ユリ目ヤマノイモ科ヤマノイモ属
別名:ヤマイモ(山芋)、ヤマノイモ(山芋)
原産地:日本 生息地:本州〜九州の日本 環境:山地
生活型:蔓性落葉多年草 株:雌雄異株 雌花序:下垂する
雄花序:直立し穂状花序を伸ばし小さな白花を咲かせる。
葉形:細長い心形 葉長:5〜8cm 葉色:緑→黄 葉の付き方:対生(互生する場合もあり)
開花期:7〜9月 芋長:100cm
果実:11月 果実形:刮ハ 球芽色:灰色 球芽径:1cm
可食部:芋と球芽
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