モンパノキ(紋羽の木)とは、(亜)熱帯地域の海岸の砂地や隆起珊瑚礁等の岩地に群生するシソ目ムラサキ科キダチルリソウ属の常緑低木です。
幹はコルク層が発達し柔らかく折れやすいです。樹高は1〜3mですが、中には10mになるものもあります。
大きな葉が枝先に集中して互生につきます。
葉色は薄緑色で葉質は多肉で表裏に白い細毛が密集しビロード(紋羽)状になることから命名されました。
夏に円錐形集散花序に小さな白い釣鐘状の花を多数つけます。
また、花後に小さな球形の緑色の果実を成らせますが時間と共に黄に、さらに黒熟します。
果実は黒潮によって運ばれます。
一般名:モンパノキ(紋羽の木)
学名:Heliotropium foertherianum
別名:ハマムラサキノキ(浜紫の木)、ハマスーキ(沖縄方言)
分類:植物界被子植物門双子葉植物綱シソ目ムラサキ科キダチルリソウ属
生息分布:奄美大島以南〜沖縄諸島などの(亜)熱帯地域 生息分布:海岸の砂地や隆起珊瑚礁等の岩地
生活型:常緑低木
樹高:1〜3mで10mになるものもある 幹径:30cm
葉色:緑 葉質:多肉で表裏に細毛が密集しビロード(紋羽)状
葉長:10〜15cm 葉形:倒卵状披針形 葉の付き方:枝先に集中し互生
開花期:夏 花序形:円錐形の集散花序
小花径:0.5cm 花色:白 花形:釣鐘状
果実径:0.5cm 果実形:球形 果実色:緑→黄→黒
備考:材が柔らかく折れやすい 塩害に強い
用途:庭木、公園樹、民間薬、防風砂林、葉は食用
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