ガクアジサイ「おはよう」

ガクアジサイ「おはよう」
ガクアジサイ「おはよう」

「おはよう」は咲き始めは比較的大型の両性花が美しく咲き進むにしたがって丸みを帯び鋸歯のある花弁の3~4重の装飾花を両性花の周りにつけるガクアジサイです。咲き始めの「粒感」のある両性花の蕾が花に開いてくる様子が特徴的です。また咲き進むと両性花と装飾花を同時に楽しめるのも好感が持てます。またさき始めは薄い黄緑から始まってだんだんと色づいてくる点も見どころの一つです。ここでは青の花を紹介していますが、ご存知の通りアジサイは土壌のphで色が変わります。ピンク系の花は華麗な印象です。

ガクアジサイ「おはよう」
ガクアジサイ「おはよう」

「おはよう」の名前は花に名づけるにはやや唐突な感じがします。WEBを調べてみると別の名前の候補があったようですが、既に似た名前の品種が登録されていたために変更したものかと思われます。この品種は実生の品種化ではなく加茂花菖蒲園が作出したそうです。このため、苗も良く流通していて人気のある品種の一つです。

それにしても朝の「おはよう」の元気な挨拶は素敵な人間関係の基本だと思います。その点で秀逸な命名。