トコブシ(床伏、床臥) とは、浅い岩礁に生息する原始腹足目ミミガイ科トコブシ属の巻貝です。
トコブシとアワビの違い
トコブシとアワビ(鮑)は似ています。
その見分け方のポイントは、アワビは大型で、内外に貫通している孔の数は4つか、5つと少ないのに対し、
トコブシは小型で貫通した孔の数が多く6〜9個あることです。
また、アワビの出水孔が管状に立ち上がるのに対し、トコブシは立ち上がりません。
加熱した場合、アワビは硬くなるのに対し、トコブシは硬くなりません。
一般名:トコブシ(床伏、床臥)
学名:Sulculus diversicolor supertexta
分類名:動物界軟体動物門腹足綱原始腹足目ミミガイ科トコブシ属
別名:ナガレコ(流子)、ナガラメ、small abalone
分布:北海道南部〜九州以北の日本 環境:潮間帯から浅海の岩礁
貝殻長:7cm前後 貝質:薄くて硬い 殻色:黒褐色(外側)、真珠色(内側)
食性:海草を食べる植物性です。
繁殖方法:海虫で放卵、放精 産卵期:夏〜秋
用途:食用貝 調理方法:小さいので丸ごと煮貝。煮ても硬くならない
旬:冬〜初夏
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